通常サファイヤは加熱処理によって色の改変を行っています。自然そのままに美しい色を持っているサファイアは、限りなく希です。加熱処理を施さないサファイアを非加熱サファイアと呼びます。美しく発色するようにサファイヤは約1900度の超高温で7日間やそれ以上の時間をかけて加熱処理をしています。超高温でサファイヤを熱することでサファイヤ内部の内包物を溶解させ酸素と結合して変化させます。サファイア（酸化アルミニウム）の融点温度は約2300℃の為サファイヤは無事ですが内部は大きく変化します。加熱処理の過程で色の改変をサファイヤに行う事は天然の範囲内として認められています。このサファイアは、BEAUTYグレードS、トーン５の美しいピースです。

サファイアの加熱非加熱の判定には高度な光学機械を必要とするためにCGLの宝石鑑定鑑別機関に判定させ、鑑別書と非加熱レポートをお付けします。