多色性

多色性(たしょくせい)多くの宝石種に見られる方向によって違う色に見える事。宝石鑑別において多色性を判断することは宝石種の看破に欠かせない検査方法と言える。
宝石種によっては多色性を魅力として多く出すようにカット研磨もしくはセッティングしている場合もある。ルビーやサファイヤなどでは結晶の方向中、正面に取るとより美しい方向が決まっているため、フェイスアップで多色性の認められる個体は原石の段階での生地不足によって、正面がズレている。結果歩留まり優先でカットされたと判断され価値としては下がる傾向にある。

⇒宝石の鑑別書

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