バルジファクター
バルジファクター
ダイヤモンド業界で使われる業界用語。主にエメラルドカット等の四角いダイヤモンドを短径方向から見た場合に、パビリオン部のふくらみをバルジと呼び、ふくらみの程度に応じてバルジファクターとして評価する。バルジが大きく膨らんでいるものはカラットサイズが重くなるが適切な角度以外の研磨で仕上がっていると輝きは出ていないことが多い。その為、バルジファクターの有るダイヤモンドはガイ価格をその分低く評価する。バルジファクターの評価には経験値が必要なために熟練のバイヤーは原石屋が高く売ろうとするバルジファクターを簡単に見抜く事が出来る。
2018年にデビアスによってプリンセスカットの最高グレード、1990年にGIAによってラウンドブリリアントの最高グレードがそれぞれ制定されるまでは出来るだけ原石の重さをロストしないように仕上げるのが一般ていでしたのでバルジファクターはダイヤモンドバイヤーにとって価格の生命線とも言える重要な項目でした。