貝掃除
養殖場では貝掃除を二週間に一回程度行います
ツリガネムシ、ケツボカイメン、カサネカンザシ、サラサフジツボ、ユウレイボヤ、スエヒロクダコケムシ…これらあこや貝の貝殻に付着する海の生物たちは、実はあこや貝にとって有害な生物たちです。あこや貝はフジツボなどに付着される事で貝殻の開閉の邪魔をされるだけでなく、あこや貝の餌であるプランクトンまで奪い合いになってしまうため、真珠養殖場では定期的に貝殻の掃除をしなければなりません。栄養豊富な海ならではの悩みでもある貝掃除では貝殻を刺激する事で真珠層の分泌を促す効果もあります。上質な真珠は丁寧な手入れを行った真珠貝から産出されるのです。