5月 エメラルド
「幸運・幸福」
緑色の「ベリル」といわれる3月のアクアマリンと同じ種類の鉱石です。日本名は「翠玉」「緑玉」といいます。一般的ベリルとは比較的傷も少なく大きな結晶が取れますが、エメラルドは過酷な条件の下で成長するため、結晶のサイズも小さくインクルージョンといわれる内包物が取り込まれます。「エメラルドと人間に傷のないものはない」と言われるほどです。エメラルドの多くは四角く角のあるカットが施されています。これはまさに「エメラルドカット」といってエメラルドの輝き、美しさを引き出すことが出来るほかの宝石にはあまり見られない形です。また、エメラルドは五大宝石の1つとされています。古代からダイヤモンドと同様に非常に貴重で、古代エジプト王家の富や権力、美の象徴として珍重していました。クレオパトラが愛用していたことも有名です。