フィビュラ(Fibula)はブローチの原型となった装身具、多くは安全ピンの様な形状をしており、14世紀ルネッサンス時代まではボタンは歴史に登場しません。その時代まで殆どが”フィビュラ”を用いていました。フィビュラは衣類のボタンの様な役割で使われました。ブローチ状のデコレーションに針が付いており、衣類を留める仕組みでした。このデコレーション部分が発達して現代のブローチになっていきます。ブローチ(フィビュラ)はジュエリーの歴史上素肌に直接つけない最初のジュエリーです。ブローチ(フィビュラ)は装身具というよりも日常の必需品の中から生まれた道具の仲間でした。