進化するダイヤモンドのセッティング技法
伏せ込みはダイヤモンドを留める際に爪を使わずにダイヤモンドを金属に埋め込んで留めたリングなどのデザイン名称。”ダイヤモンドを伏せ込んで留める”から来ている業界用語でもある。その為伏せ込みに分類されるセッティングは覆輪(フクリン)留めや鉸め(かしめ)留め、ロンドン留やレール留め(チャンネルセッティング)など、ダイヤモンドが飛び出さない状態でセッティングされ、留め込む爪が無いデザインで仕上がる物を総称して”伏せ込み”と呼んでいる。以下、伏せ込みのセッティング例
プリンセスカットダイヤモンドを鉸め留めしたアントワープブリリアントの”カレ”。全く引っ掛かりの無いダイヤモンドセッティングで普段使いしやすい仕上がりとなっている。
プリンセスカットダイヤモンドメレーをレール留めしたスターシャイン。プリンセスカットダイヤモンドはレール留めの為に開発されており、専用のセッティングに専用のダイヤモンドを伏せ込みに止めた洗練のデザインフォルム。
また引っ掛かりの無い様にダイヤモンドを埋め込んで留めたデザインは”伏せ込み”と呼ばれる事から、アントワープブリリアントのフルムーンは伏せ込み留め婚約指輪の代表的なデザインと呼ばれる。