ミッシングファセット(MF)はGIAによって定められているダイヤモンドの国際的な評価基準4Cのプロポーションで使われる業界用語。鑑定書に記載される場合は”MS”と記載される。ミッシングファセットは本来有るべきファセットが無い場合に用いられる。ラウンドブリリアントカットは58面(57面)と決められているが、この面数が55面の場合は本来有るべき2ファセットが欠如しているのでミッシングファセットとなる。
また左右対称に仕上げるべきダイヤモンドで左右どちらか一方のファセットが足りない場合もミッシングファセットとなる。ダイヤモンドのファセットはそれぞれにダイヤモンドの輝きを構成する重要な要素となっているのでファセットの欠如はソレだけ外観の美しさを損なう原因となる。多くの場合ダイヤモンド原石の生地不足でミッシングファセットとなる