ムンバイ(Mumbai/Bombayボンベイ)はダイヤモンド業界を席巻するインド人の本拠
ムンバイは集散地、スーラトが研磨地で約300キロの距離、毎日数十億円のダイヤモンドが行き来しているといわれる世界最大の研磨地、集散地。多くのデビアス指定のサイトホルダーが本拠地としていて、取り扱いのダイヤモンドは殆どが中級から低品質で取引額だけでなく数量も最大。もともとイギリス占領時代の小王国制度が色濃く残り今も一部のマハラジャと貧困層の経済格差が大きく、研磨工場の周りには靴を履いていないストリートチルドレンが居るなど格差問題を抱えながら台頭している。
ムンバイ国際空港からすぐの場所にBHARAT DIAMOND BOURSE(バハートダイヤモンドボウズ)というダイヤモンド取引所が2007年に新設されました、立地するBKCと呼ばれる商業集積地の中心エリアに作られたダイヤモンド取引所です。この世界最大規模の新しいムンバイのダイヤモンド取引所「BDB、BHARAT DIAMOND BOURSE」は2007年当時、総工費約2億4千万ドル(約280億円)をかけて竣工されました。ここにダイヤモンド取引所が移転してくるまではムンバイの南側にあるオペラハウスというバロック建築のイギリス統治時代の遺産の様な建物群の中にダイヤモンド業者が密集していて、路上でダイヤモンドの売り買いをするような光景もあちこちで見ることが出来る様な超過密取引所でした。
この新しいダイヤモンド取引所は、それぞれが9階建てでの建物8棟が集合していて、この中には1000以上のダイヤモンド関係の業者が入居する巨大な一大ダイヤモンドトレードセンターなのです。この規模はおそらく世界最大だと思われます。