ラピダリー(Lapidary)

ラピダリー(Lapidary)

ダイヤモンドのガードルを決めるブルーティングBRIDGE

宝石の加工を指す業界用語。カッティングはラピダリーとほとんど同義で用いられるがラピダリーの方が古い技術を指す言葉として使われる。当初宝石はその硬さ故に加工そのものが困難でした。特にダイヤモンドは2300年間も加工が出来ませんでした。当初クォーツ(石英)やサファイヤは【ピッチング】という、より硬い石で打ち付けて粗く成型する技術を使っていました。ピッチングを含めた古代の宝石加工技法で加工する粗い整形の事をラピダリーと呼びます。

ピッチング施術は現在のダイヤモンド加工では使われていない技術ですが、石英以下大量に産出する宝石では原産地で簡単なラピダリーが行われています。近年判明した有名なラピダリーではミャンマーのモゴック鉱区産出のルビーはルビーの母岩となって産出するカルサイトを原産地でラピダリーして取り除く処理が行われています。この時の衝撃で本体のルビーにも多少のダメージが有る事が有りますが、原産地でのこうした採掘作業が判らなかった頃はCGLやデビアス鑑定等の鑑定鑑別機関でも”何らかの原因でヒビが入る事がミャンマー産の特徴としてカウントしていた”という事が在りました。

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