ロザリオ(Rosary)
キリスト教の布教と共に広がった宗教具の1つが最終的に装身具へと進化したもの。ロザリオは13世紀ころの上流階級の人々にはすでに必需品として扱われていました。カトリック教徒がお祈りする際に一種の数珠の様な宗教具で大珠1個と小珠10個の繰り返しを5回糸に通したものが普通で、大珠で主への祈りを1回、小珠10個で”アベマリア”を10回唱えて祈りの回数を確認する役割を持っている。
中世後期にはペンダントやブレスレットにも用いるように成りロザリオは装身具として用いられるようにもなっていきます。近年のジュエリーではロングネックレス状のロザリオが日本国内では一般的です。ロザリオは今尚、デザインを進化させているのです。