“Pigeon’s Blood”ミャンマー産、非加熱ルビー1.24ctをセンターストーンに留めたファンシーズの逸品です。

深紅の薔薇の様な見事なクッションミックスカットに研磨されたミャンマー産ピジョンブラッドルビーです。１ｃｔ以上のサイズを誇る堂々としたルビーは加熱処理を施さずに仕上げられています。業界でNN（ナチュラルナチュラル）と呼ばれる無処理の天然宝石です。（※市場に出るルビーは９９％が色の改善を目的に高温加熱処理を施しています。ルビーやサファイヤ（コランダム）は加熱処理を天然石の範疇としています。）

デザインはサイドセッティングに62石ものメレ―ダイヤモンドのリボンの様な美しいラインで描き出しました。甘すぎず辛すぎないデザインなので年齢を問わず非加熱ルビーの持つ美しさをお楽しみ頂けます。

原石のカタチが６方晶のルビーは結晶に対して横向きにテーブルをとると場面の大きなルビーを切り出す事が出来ますが、引き換えに赤色の中に強い色むらが出てしまう為に宝石としての価値が落ちます。そのため高品質で価値の在るルビーは色むらの出にくい正面にテーブルを配置してカット・研磨します。

１カラットUPの余裕あるルビー原石をテーブルを正面に１．２４ctの見事なクッションミックスカットに仕上げました。中心部に向かてブリリアントカットとステップカットのミックスという特別な研磨方法を採用しています。これはこの原石だけのために選択された特別な研磨法をです。様々な美しい赤色のモザイクが全体に均一に広がる逸品です。

店頭ライトの下でピンキッシュレッド～ディープレッドの美しい赤色モザイクが広がります。実際の見た目は中心のガードル下に”柔らかなオレンジ色”がやや”かんだ”ヴィヴィットな赤色ピジョンブラッドです。しかもリングのセッティング部分の脇に少しピンク色が乗ってかわいい配色と見る事も出来ます。全体的には深紅の薔薇の様な少しベルベットタッチな赤色が上品に煌めきます。

石内部に展開される赤色の洪水の様な赤色ラッシュは１ｃｔUPという場面があってこそ発輝される特別な見た目です。このリングは正にミャンマー産ルビーらしく赤色だけの濃厚な世界に浸る事が出来ます。ルビーがそれほどお好きでなかった方も魅了するような美しさをもっています。

長波紫外線検査ではミャンマー産の特徴でもある紫外線反応色「鮮赤色」を発輝しています。このリングは晴れた日に太陽のもとで見ていただきますと、より強い赤色を発輝します。鮮赤色の赤色は、女性のお守り、血のお守り、戦士の石、など様々な逸話を持ちます。ルビーの色である命のカラーを爆発させることでしょう。

テンションセッティングされた石座からはルビーを横から見る事も出来ますので、ルビーを常に鑑賞する事が出来るモデルです。

このルビー（コランダム）の非加熱の検査はスイスの国際的な鑑定鑑別機関GRSに依頼して取得しています。

GRSはジェムリサーチスイスラボの略称です。通称GRS　一般的にコランダムの検査で高いひょかを受けるこの鑑別機関では世界でも有数の鑑別眼を持つDrペレッティ氏が所長を務めます。

特にDrペレッティ氏はコランダムの権威としても知られています。ピジョンブラッドは色の定義が難しく、鑑定鑑別機関でもその範囲をどの様に定めるか？定まっていません。GRSではDrペレッティの目で鑑別することで範囲にブレがなく確かなピジョンブラッド以外は鑑別所にピジョンブラッドを記載する事はありません。

※GRSの鑑別書にてピジョンブラッドと記載されたルビーは、サザビーズやクリスティーズといった世界的なオークションでも評価を受けます。