有事の金

皆さんこんにちはBRIDGE銀座アントワープブリリアントギャラリーです。

トランプ・アメリカ大統領によるイランの指導者殺害に端を発した今回の騒動で注目されたこと場が有ります。【有事の金(ゆうじのきん)】と言う言葉を聞かれた事は在りますか?有事の金は100年以上も前から使われる言葉です。一体どいう言葉なのかと言うと、、、

世界の情勢が不安なタイミング、いわゆる有事のタイミングに現金などの有価証券を資産家の人たちが実際の金持に持ち替えるます。これは醸成によっては価値が上下してしまうお金や債券を価値の変わらない金に変更する事を指しています。そして、そういったタイミングでは金が値上がりします。記憶に新しい所では、2003年にニューヨークのビルに飛行機が突っ込んた大規模テロ事件”世界同時多発テロ”の翌日から金は連日ストップ高を付けて価値が高騰、まさかアメリカが転覆したら、、、、世界中の国の通貨とペッグしているアメリカドルが紙切れになるという事は、世界中のお金が紙切れになる恐れがあったのです。そんな時、価値の変動が無い金へと資産を持ち帰るのです。

リーマンショックなどの金融クライシスの時にも金は安全な資産として注目されます。そして今回のアメリカとイラクの紛争等の場合にも金の価格は高騰します。

これはその昔銀行が金本位制という政策で運営されていたことに起因しています。【純金の保有量の分だけ、信用としてお金を印刷してよい】という決まりの事です。お金は金と同価格しか発行されませんでしたので、お金の価値イコール金の価値という事になります。その為世界各国の中央銀行は純金を金庫内に保有していました。映画なんかで見る銀行強盗のイメージも日本だと札束をカバンに詰めるのが絵的に普通ですが、海外の怪盗物の映画だと金の延べ棒を盗むシーンが普通に出てきますよね?イメージの問題ですが、中央銀行や国銀がお金を発行できるのは金の延べ棒を持っているという事だからなのです。

そして2020年世界情勢が昨年よりも一層不安定な感じです。日本から身近な所では中国とアメリカの経済戦争とその背景にある軍事競争のエスカレート、北朝鮮と韓国の問題、イスラエルとシリアの問題に加えて今回のイラン・イラクの問題、小さなところでは中国のウイグルや香港の抑圧の問題など世界の情勢は予断を許さない状況です。そんな中で5Gの開発問題に伴うドローンなどの無人攻撃の高度化等、紛争や戦争もひと昔前とは大きく様変わり使途用としているように見えます。

そん中でも価値の変わらないのが金なのです。金は主に18金を使用しますが、これは全体の75%純金の素材の事です。BRIDGE銀座アントワープブリリアントギャラリーで使う素材としても多く使えわれる、この金の値上がりは避けれない状況の様です。という事で長々書いてしまいましたがBRIDGE銀座アントワープブリリアントギャラリーで使う貴金属の中でも金はメインで使う金属なだけに、心配は尽きません、あまりに素材代金が高騰したリーマンショックの後は各メーカーとも3ヶ月に一度程度の価格見直しを迫られて、事務所も大変だった記憶が有ります。

そう意味でプラチナは紛争と言うよりも金属素材の媒体としての役割の方が多く、しかも金ほどの量が産出しませんので、お金のように世界中の人が手にするものの価値を担保できるほどの量が無いことも手伝って、その分野ではスタンダード化しません。しかしエンジン内部の高温で変形しない素材が求められる分や宇宙開発などに不可欠な素材として有事でなくとも価格高騰する可能性が有りますので、少しだけ世界の情勢にも注意してみる必要が有るかもしれませんね!?

今のところBRIDGE銀座アントワープブリリアントギャラリーで使う貴金属素材はストックの消化具合を見て価格決定しますので何とも言えませんが、リーマンショックの時の様な価格改定を定期的に行わなければならない状況は避けたいものだと思います。

世界は平和で何事も無いことが一番ですよね!

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