やっぱりダイヤモンドは大粒でしょ?

皆さんこんにちは!ブリッジ銀座アントワープブリリアントギャラリーです。

ダイヤモンドの美しさは原石の良し悪しと研磨師の腕前で決まります。これは再三お伝えしている事ですが、その上で美しさとは何か?を考えてみたいと思います。

婚約指輪用のダイヤモンドセンターストーンは平均的には0.3ct前後がBRIDGEでも多く取り扱わさせていただいております。ダイヤモンドの多くはラウンドブリリアントカット、正面から見て丸の58面体に仕上げられています。最近人気のプリンセスカットも同様の58面です。直径では4,4mmほどです。一般的な女性の薬指に乗った場合はデザインにもよりますがサイズ9のリングではソリーテルでフォーマル感のある「遊びの指輪ではなさそうな感じのするサイズ感」で大切な方から頂いた宝物と呼べるギリギリのサイズ感かな?と思います。

サイズ11号で作成した場合はリングの横幅に対して上写真位のサイズ感です。

ではラウンドブリリアントカットは開発された際に一体何カラット位を仕上げるために出来上がったのでしょうか?実はラウンドブリリアントカットが最も輝くサイズは1ct~2ctの1.5ctを中心にしたサイズ帯だと言われています。1.5ctは直径で7.5mmくらいのサイズに成ります。この直径は0.3ctの約倍のサイズです。※カラットは重さなので、単純に横幅だけが大きくなることは無い為です。58面に仕上げると言っても正面からもいた場合の面数は33面(テーブル1、スター8、カイト(ベゼル)8、アッパーガードル16)でその一つ一つのファセットのサイズが約倍になります。

凄く小粒のダイヤモンドを見たときに輝きが細かくって綺麗だと感じる方も多くいらっしゃいますが、相対的に見ると少数ということに成ります。一番多くの人が美しいと感じるサイズこそ普遍的な美しさであると考える事が出来るからです。

上写真のリングはAntwerpBrilliantのアステリズムの0.5ctをセッティングしたものです。ダイヤモンドのサイズが直径5.2mm程度まで大きくなっています。伴って各ファセットも大きくなって輝きはハッキリしていきます。婚約指輪用では一般的に1.5ctをお持ちになる方は少数ですが、センターダイヤモンド0.3ctの次に人気のあるサイズがこの0.5ctです。輝きがハッキリして0.3ctとの比較では美しさは何段階も上に成ります。最終的には好みの問題なので何とも言えませんが、せっかっくの婚約指輪でお選びになるダイヤモンドですから大きさに拘って探すのもお勧めですよ!

宝石は大きい方が美しいのです。

因みにBRIDGE銀座アントワープブリリアントギャラリーでは特別大粒のオーダーも承っております。産地やカッター等に拘らず(産地やカッターで縛ってしまうと該当するダイヤモンドの数が激減してしまって選べないという事と、専属研磨師のフィリッペンス・ベルト氏は基本的に1ct以下、ポインターと呼ばれるサイズのダイヤモンドの研磨師で、1ctサイズは彼の研磨するダイヤモンドの中では最大サイズとなる事)石をお探しいたします。

ダイヤモンドは面白い事に2ct(1.5ct)位からサイズの問題もあるのですが、ラウンドブリリアントカットは極端に数が少なくなります。それは原石からの歩留まり(ロスト率)を抑える事と、カットグレードのあるラウンドカットで仕上げた場合にエクセレントでない事がダメな事であるかのように解釈されていることに在ります。

ダイヤモンドの美しさは原石の良し悪しと研磨者の腕前で決まりますので、仮にカットグレードがエクセレントでなくてもそのダイヤモンドは原石の段階で既に美しいのですが、そこが4C評価では価値が評価されず、結果安価な取引に成ってしまうというマイナス点があるからだと思われます。

そのため大粒では変形カットの方が人気も有り、かつ価格も抑えめでご案内可能です。一生に一回しかもらわないダイヤモンドです、ぜひサイズに拘ってお探しに成ってはいかがでしょうか?

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