指輪の仕上げの種類について

今回は、指輪の表面加工(仕上げ)についてご案内いたします。BRIDGE銀座では、お客様のご希望により表面加工を施すことが出来ます。素材はPT950、PT900、YG・PG・WG750どの素材でも選んで頂けます!艶消しのマットだったり、アンティーク技法のミルグレインだったり様々あるので今回は、細かくご紹介していきますね♪

①グロス(艶)仕上げ

②艶消し・・ヘアーラインマット

③艶消し・・ダイヤモンドバーマット/セラミックバーマット

④艶消し・・マット仕上げ(ホーニングマット)

⑤ミルグレイン

⑥ハンマー仕上げ(槌目)

 


 

①グロス仕上げ

最も一般的な仕上げ方法で、金属表面をピカピカに仕上げツヤを出します。物が映り込むほど磨き仕上げるので「鏡面仕上げ」とも呼ばれています。プラチナ等の貴金属では一番一般的な仕上げかもしれませんね。実は女性用のリングでは一番人気の仕上げなんです!BRIDGEでもほとんどの女性用リングと婚約指輪(エンゲージリング)ではこの仕上げを採用しています。また、BRIDGEではプラチナの表面のキメが綺麗に出る様にプラチナ950にルテニウム、パラジウムを独自の配合で特殊に配合して使用しています。

この仕上げの美しさがわかる指輪がこちら!

王道のデザイン。グロス仕上げの美しさを楽しんでいただけます。

“Evening Star” Solitaire Diamond Ring Set

”一番星”宵の明星をデザインしたシンプルなエンゲージメントリングです。まっすぐな思いを一番星の輝きに託して・・・。。夕方、太陽が沈んだ後に西の空に明るく輝く一番星。美と愛の女神ヴィーナスに守られた強い輝きは二人を照らします。

奥様用、ご主人様用ともにグロス仕上げで、滑らかな触り心地をぜひ体感していただきたいです!シンプルで幅もあり、着けていただくとカッコいい印象です。

 

②艶消し・・ヘアーラインマット

ヘアーライン仕上げは細い線状の”荒らし”を金属表面に付けていく仕上げです。曲面に施すよりも平面の方がシャープな印象となります。スッキリとしたカッコイイ印象になるので、男性に人気の仕上げ法です。男性用の腕時計に多いツートン仕上げは、ほぼほぼこのヘアーライン仕上げが採用されています!

この仕上げがよりわかるデザインはこちら!

Sunset Beach & Here&Now

Sunset Beach

煌く水面:いつまでも寄り添う二人 煌めく黄昏に包まれて

夕日の名所は恋人を繋ぎます。ゆっくりと沈みゆく太陽の一瞬の美しさはいつまでも2人を包みこみます。水平線一杯に伸びる夕日の煌きをダイヤモンドラインに、夕日はその美しい一瞬を迎える為にあり、同時に明日への活力となる光です。一度しかない人生です。今という大事な瞬間を精一杯に感じて楽しめるお二人に そんな思いを込めました。

この指輪は、名前の通りサンセットの美しい風景をデザインした指輪です。男性のヘアーラインマット部分は海と水平線の境界をイメージしていて、上下あるグロス部分は夕日が水面にうつり反射している様子を表しています。平打ちデザインなので、指に着けていただいた時に他の指に当たるなどのストレスがなく、また指に当たる内側の部分は熟練の職人が丁寧に研磨しているのでとても着け心地がいいのも特徴です♪

 

③艶消し・・ダイヤモンドバーマット/セラミックバーマット

この艶消しは、BRIDGE銀座店 限定の艶消し加工なんです。小さく砕いたセラミックや小さな工業用ダイヤモンドの粉で荒く磨き上げる方法で、ヘアーラインよりもさらに強い(艶消しがしっかりと感じられる)印象の仕上げで男性に人気です。 

この仕上げの美しさがよりわかる指輪がこちら!

ダイヤモンドバーマットがカッコイイ結婚指輪

Bond Forever

永遠の絆

幾重にも重ねた僕らの想いは 強く結ばれ永遠に

吊り橋や海峡の大橋を支えるロープやワイヤーをモチーフにしています。険しい環境でも“人と人”や“大地と大地”をつなぐ綱を表しています。       

日本では古来より縄を編んで綱を造る事を自然界の産物を納めて道具に変える神聖なものとしていました。自然界の神『壱百八の神』を納めることに用いられていたり縄によって神聖な場所を区別しことから(注連縄など)ふたりの想いを守る永遠の絆としてリングを表現しました。絡み合って支える絆のロープは幾重にも重なる事で、しなやかさと強さが同居し強く強く結ばれる。   

この指輪は、全周デザインで1週ぐるっと回しても同じデザインが続いている指輪です。全周デザインは、作成にとても手間がかかるのでサイズごとの型がないと作成できないデザインなんです。しかし当店BRIDGE銀座店は、全種類の指輪をイチから作成しているのでこのデザインで作成できます。

幅感もあり、綱の立体モチーフでボリューム感もあるカッコイイ指輪なのでぜひ一度お越しいただいてみていただきたいです!!

 

④艶消し・・マット仕上げ(ホーニングマット)

ホーニングマットとも呼ばれる仕上げは、小さな粒子を吹き付けて細かな跡を金属表面に付けていく加工です。細かな跡を付けることで、やわらかな仕上げになり、金属表面で乱反射した光が優しい印象になる仕上げです。”フワッ”とした特徴ある優しい光が出るので、女性用のリング(結婚指輪の一部や全体的の仕上げ)の艶消し法としても人気が有ります。

この仕上げがよりわかるデザインがこちら!

ホーニングマットの特徴であるやわらかな仕上げが素敵な結婚指輪

form of happiness

幸せのカタチ

重なり合って行こう もっと素晴らしい二人を探して

完全な真円が重なり合って出来る楕円形を、これから重なり合って人生を歩む二人に重ねて表現しています。二つの完全な個性『真円』が重なり合う事で生まれる新しい形が楕円です。楕円形はそれぞれの面から見た時にそれぞれに重り合って共有している部分と一人の人間としての個性を有する部分とから成っています、まさに結婚のイメージにぴったりです。

『幸せのカタチ』の断面は美しい楕円型で指馴染みがとても良く長く楽しんでいただける形です、金属を贅沢に付目方たっぷりに使用していますのでしっかりした質感で本物のコンサバティブタイプのマリッジリングです。

この指輪は、シンプルで王道なストレートデザイン。しっかりとしたボリュームもありながら滑らかな着け心地。普段、アクセサリーを着けない男性に特にみて欲しい指輪です!ゴールドのホーニングマットは、いやらしいツヤ感がなく、けどイエローゴールドの華やかさを保ちつつツヤを抑えることで上品な輝きになっています。女性用ではアンティーク調が好きな方にオススメです♡

 

⑤ミルグレイン

ミルグレインは多くのアンティークジュエリー等に使われている貴金属細工技法です。英語でMilgrain(Millgrain)と書きますがこれはフランス語でMil(千)のGrain(粒)という意味で、Milはミリメートルとかミリリットル(1000分の1)など実は身近な言葉なんです^^

一方Millは粉砕する等の意味なので粉砕されたような小さい粒とも取れます。千の小さな粒が連続する事から「子宝や長寿」等を願う意味で結婚指輪にも多く用いられる人気の技法です。

アール・デコの装飾美術に多く見られる”ミルグレイン”

ミルグレインは1900年頃開発され1925年のフランスのパリ万博で注目されたアール・デコ調の装飾様式で職人の間では「French-milgrain(フレンチミルグレイン)」と呼ばれています。そんなミル打ち等のアール・デコですが、そのルーツはキュビズムやバウハウス、アステカ文明、更には紀元前の日本や中国からもインスパイアを受けていると言われているんです!

アジアからのインスパイアが気になって調べたところ、秦の始皇帝や縄文文化などなかなかに興味深いです。特に中国のイヤリングはそのルーツとして最古でした。古のアジアンテイストをヨーロッパアンティークに仕上げたミルグレインが何世紀もを経て世界中で人気を博すというのは、ジュエリー文化の奥深さを感じますよね~。まさに現代美術と古代美術の融合が、ミルグレインのジュエリーで感じていただけるのではないでしょうか。

ミルグレインが美しい指輪はこちら!

冷間鍛造で作られた美しいミルグレイン

Rice Shower

千の彩

未来のすべてを 受け止めよう ずっと二人で

ミルグレインのミルは千(1000)の意味、ミルグレインの結婚指輪を祝福のライスシャワーにたとえてデザインしました。1,000粒の水滴が織り成す虹の彩は無限の可能性に満ちた未来の二人の象徴。結婚式のセレモニーでもある祝福のライスシャワー、ライスシャワーは豊潤な恵みと繁栄の象徴とされています。お二人のこれからの人生が豊かさと繁栄に恵まれることを願って。

この指輪は、鍛造技法で造られていてミルグレインを施していますので、長期使用によってミルが消えてきたりダレたりしません。長く安心してお使いいただけるリングです。

次にオススメの指輪がこちら!

細かいミルグレインが綺麗なアンティーク調の指輪

“D-Line Star Classic” Millgrain Diamond Line Ring Set

一つ一つのダイヤモンドが持つ美しさを統合する。ダイヤモンドと着ける人の 魅力を融合し、引き上る、Dラインのクラシックスタイル、丁寧に作り込まれたクラシックミルグレインでサイドメレーをセッティング、センターダイヤモンドは4点プロングでしなやかに仕上げました。
 
この指輪は、男性用がフラットな平打ちデザインで上下のミルグレインが特徴。先ほど紹介した千の彩よりも小さいサイズのミルを施しますので遠くからだと粒粒はハッキリとは見えません、あまり可愛くなり過ぎたくない男性用としては丁度良いデザインです。この指輪では、職人が”なるべく均一で等間隔に小さな粒を刻んていきます。これはガイドラインが有ったとしても根気と技術が必要な作業で、熟練職人の手作業で一粒一粒丁寧に行われています。
 
当店BRIDGE銀座で最も大きいミルグレインの指輪がこちら!
大きなミルグレインが特徴の結婚指輪

Crown&Tiara

ティアラな橋

不落の橋に かざらない想いを託して

御影石でつくられた国の重要文化財「萬代橋」がモチーフ、5連アーチの眼鏡橋をそのままデザインしてあります。リングを置くと正に萬代橋の形になるファン垂涎の逸品です。デザインがリングを全周していつまでも終わりなく続くエタニティ(永遠)タイプの本格マリッジリングです。

大粒のミルグレインが可愛らしいデザインに力強さを与え可愛い外観の中に”不落の橋”の威厳を少しプラスしてくれていますね。

【様々な技法、様々なサイズで施されるミルグレイン】

ミルグレインはミルを打つタガネ(鏨)やミルホイールという彫刻職人専用の工具を使います。工具種類と鏨(たがね)のサイズで大きな粒から細かな粒まで様々な方法で様々なサイスのミルグレインを施す事が出来るのですが、中には厳密には粒ではなく”小さな尖り”だったり粒を残しているというよりも”ギザ10”のようなギザギザ模様を付けているデザインもありますので、自分好みのデザイン探しをするのもいいかもしれませんね♪

BRIDGE銀座には、様々な大きさ・デザインのミルグレインを施した指輪を多数、取り揃えております(*^^*)

 

⑥ハンマー仕上げ(槌目)

金属の表面をハンマーで叩き、細かな凹凸を付けた仕上げ方法。一見シンプルに見えますが、ひとつひとつの面に光りが反射しオシャレなデザインです。

この仕上げがよりわかる指輪がこちら!

ハンマーで叩いたような仕上げがオシャレな結婚指輪

PERFECT REFLECTION

幸せな偶然

気まぐれな偶然が僕らにくれた 幸せの贈り物

春の風、時折強く時折優しく、凪の微風に揺れて煌めく水面をデザインしました。さまざまな経緯で出会った運命の二人は、一見偶然のようでありながら実は全の出来事が出会いの為の“必然”だったのかも!?そんな幸せな偶然を春の風に揺れる水面に重ねて表現しました。アトランダムな美しい反射模様は正に必然美。偶然のように出会って今ここに居る、必然なお二人にぴったり。

ハンマーで打ったような仕上げは、カッコイイ印象になると同時に風のせせらぎで水面が揺れているような、一瞬の美しさを感じられるとてもオシャレな仕上げです。シンプルなデザインが好きだけど、何か少し特徴が欲しい・・と思っている方にオススメです!

 

さて、本日のブログはいかがでしたでしょうか?このように、BRIDGE銀座では多数の表面仕上げの種類がありますので、きっとお客様好みの指輪探しのお手伝いができるのではないかと思っています。

少しでも気になるデザイン、加工などありましたらお気軽にお店にお立ち寄りください。専門のスタッフが丁寧にご案内いたします。

 

 

 

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