皆さんこんにちは！BRIDGE銀座アントワープブリリアントギャラリーです。

今日はメレーダイヤモンドについてです。メレーとは？主に０．１ｃｔ以下のサイズの小粒のダイヤモンドを呼ぶ相称です。逆に一粒石の定義以下はメレだとする意見もあるようです。その場合は０．２ｃｔ以下はメレと言う事になりますね！？鑑定鑑別機関では簡易鑑定を含め０．１ctまで鑑定することを考えるとやはり０．１ｃｔがボーダーかもしれないですね、今日ご紹介するのはサイズ的にメレと言うダイヤモンドではなく、メインダイヤモンドの脇にセッティングされるダイヤモンドの事です。

上写真のダイヤモンドは100ctのメレーパーセルです。通常メレーダイヤモンドは１００ｃｔ単位での取引となる為に、私たちの様な小さなサイズのダイヤモンド専門店はこのレベルのパーセルを保有していることは稀です。しかもメレーはシーブと呼ばれる穴の開いた鉄製の小型円盤をフルイにしてサイズごとに管理されます。そのサイズは０．００１ｃｔ単位で管理される為にメレーを用意する場合それだけで各サイズ毎に１００ｃｔのパーセルを調達する必要があるのです。BRIDGE銀座アントワープブリリアントギャラリーで使用するメレーで最もポピュラーなサイズは0.005ctです。上写真がその0.005ctの100ctパーセルです。ハート&キューピッドに研磨する事が出来るメレーの最小サイズが0.005ctなのです。（※私たちのサイトホルダーでも0.003ctサイズのダイヤモンドをハート&キューピッドに仕上げた品物は用意していますが、サイズがあまりにも小さいためにハート&キューピッドが明確に確認できない事が多くBRIDGE銀座アントワープブリリアントギャラリーでは取り扱いません）

フルカットメレを使用しています

一口にメレーダイヤモンドと言っても様々な面数があるのはご存知でしょうか？最終的にはデザイナーの意匠で少し輝きをはっきり出したいか？それも共細かく輝かせたいか？の好みの部分もあるのですが、ラウンドブリリアントのメレーダイヤモンドは58面のカットを「フルカット」そして36面のカットを「ダブルカット」18面を「シングルカット」と呼んで区別します。

ダイヤモンドのカットの歴史でも紹介したシングルカットやダブルカットが現在はメレーの技術して使用されているのです。実際にダイヤモンドのサイズが小さくなる場合に多面体を採用すると、その割合分だけ一つ一つの面が小さくなるために輝きも小さくなり、本来キラキラとした輝きがチラチラになったり光が小さくなります。現在ではリングをデザインするデザイナーの意匠でメレーの輝きも加味してデザインされる事が殆どです。

シングルカットとダブルカットは:フェイスアップでラウンドカットに磨かれたガードル輪郭と、1８面または３６面（キューレットの有無による）のファセットを持つカッティングスタイルで、ファセットには、テーブル、クラウンファセット8面もしくは16面、パビリオンファセット8面若しくは16面、キューレットを含む場合は1面プラスします。

フルカット: 57面または58面のファセット（キューレットの有無による）を持つラウンドブリリアントカットで、ファセットにはクラウンファセット（32面）、パビリオンファセット（24面）、テーブル1面とキューレット1面の58面、キューレット無しは57面で仕上げられます。

BRIDGE銀座アントワープブリリアントギャラリーで使うメレーはどんなに小さなサイズに成ってもフルカットを採用しています。それはラウンドブリリアントカットのカットが最高になると確認できる模様”ハート&キューピッド”が確認できるダイヤモンドを採用しているからなのです。私たちのダイヤモンドはセンターに輝きが最高グレードのダイヤモンドを採用しますので、その再度にセッティングされるダイヤモンドが輝かなければセンターのダイヤモンドが輝く仕様なだけに余計に脇のダイヤモンドの品質の悪さが目立ってしまうのです。

マリッジリング”まろぎ”に使用するダイヤモンドメレーは1石のサイズが0.017ct、それを11石ライン状に並べています。葉先からこぼれる5月の朝露がモチーフの”まろぎ”今にも溢れ出しそうな愛情の表面張力をダイヤモンドのセッティングと輝きで表現しています。

メレーダイヤモンドいかがでしたか？皆さんもリング選びの際には拘ったメレーを使用した商品を検討してみる事をお勧めします。メレーは小さいサイズなのですが、集合すると大きな輝きを発揮してとっても華やかなのです。