皆さんこんにちは!BRIDGE銀座アントワープブリリアントギャラリーです。
今日はプリンセスいカットメレ”Carré(カレ)”のリングを紹介します。カレはスランス語で四角の意味で使われます。ダイヤモンド業界ではプリンセスカットのメレをカレと呼んでいます。今回アントワープブリリアントではプリンセスカットの最高グレードプロポーション、エクセレントを獲得しました。なんとメレサイズのこのダイヤモンドもエクセレント評価の研磨を施しています。
プリンセスカットのメレは鉸め留めと言うセッティング方法で留められています。ダイヤモンドのキューレット部分をしっかり押さえこんで90度のカットコーナーの内、2辺を金属で鉸めて(挟みこんで)セッティングします。この留め方はリングの変形に弱い為比較的しっかりと地金を使ってたっぷりの重量で仕上げていきます。
しかもイエローゴールドのリング表面を艶消し加工していますのでプリンセスカットメレ、カレの”輝き”が一層引き立つように加工して在ります。プリンセスカットはブリリアントカットとステップカットのハイブリットです。ステップカット特有の直線的な輝きは艶消しのアームにとてもクールな印象でカッコいいです。
プリンセスカットメレのカレは直径2.5㎜2.0㎜1.5㎜1.0㎜から選択可能です。セッティングの難しいプリンセスを熟練職人が鏨(たがね)という工具を使って一点一点丁寧に手作業で石留加工げていきます。この他にも表面加工やラインで描ける模様は何でも描き出すことが出来ます。キャストでは味わえない鏨の深い彫りはきらきらと特別な輝きを表現します。
アントワープブリリアントではコンステレーションと言うカスタムモデルを展開しています。その組み合わせはほぼ無限(500万通り以上!!)にアレンジが可能です。
カスタムリング
①リング形状をセミラウンド、セミフラットの2形状ら選択
②リングの幅1.8㎜ 2.0㎜ 2.5㎜ 3.0㎜ 4.0㎜ 5.0㎜の6タイプから選択
③素材を超硬プラチナ950、PT950、WG750、YG750、PG750、SV925から選択
④表面加工アレンジは10種類から選択可能。
⑤ダイヤモンドセッティングを選択(個数と留め方)
⑥表面仕上 磨きグロス、ヘアーライン、ホーニング、ダイヤモンドバー、アンティークの5仕上から選択
⑥オプション選択(内石、文字彫刻)
基本の組み合わせはなんと3600通り!ダイヤモンドセッティングアレンジで500万通り以上!自分好みの結婚指輪をカスタムできます。
プリンセスカット最高グレードは世界初めて達成されました
2018年ダイヤモンドのエキスパートであるデビアスグループはプリンセスカットのトリプルエクセレントを制定するべく設計図を完成させました。しかし完成した展開図の通りにダイヤモンドの研磨を達成するには高い技術的なハードルが存在したのです。そこでデビアスグループから指名を受けたダイヤモンド研磨師こそ”フィリッペンス・ベルト氏”なのです。ベルト氏率いるTOPチームは1990年に業界の悲願でもあったラウンドブリリアントのエクセレントを世界で初めて達成した超絶技術を持つ研磨師集団です。
ラウンドブリリアントの様なブリリアントファセットが集合しており、しかもエメラルドカットの様な大きな面積のスタップカットファセットを持つプリンセスカットは研磨する際に高い技術が必要なのです。
※現在市場に出回ているプリンセスカットはベゼルファセットやカットコーナー、シェブロンファセットの仕様が決まっていない、俗称”プリンセスカット”のダイヤモンドです。その美しさから多くの亜型が存在してしまい、輝く事よりも原石の目減りを押さえて仕上販売されている今のプリンセスカットは本来の輝きとは程遠い状況です。
正規のプリンセスとして取り扱われていた”クァドリリオンカット”と現行、市場で手に入るプリンセスカットでは輝きの強さに大きな異なりが有ったのです。しかもファセットの数も曖昧だったため2018年にダイヤモンドのエキスパートであるデビアスグループよりプリンセスカットの正式な形が発表され、しかもカットグレードも導入されたのです。
研磨に成功したフィリッペンス・ベルト氏は現在技術指導で様々な研磨地を訪れています。しかしラウンドブリリアントカットの時も達成された90年型日本国内にコンスタンスにエクセレントが入ってくるまでは約10年の歳月を必要としていました。それは現在市場に出回ってしまっている、カットの良くないプリンセスカットの在庫を処分してから導入しないと出っとストック化してしまう業界の思惑もあったからなのです。今回のプリンセスでも同様の理由で最高グレードの導入はなかなか進まないはずです。
しかし、現在プリンセスカットを検討してくださっている方は、わざわざ低グレードのダイヤモンドを買わなければいけない理由もないと思いますので、BRIDGE銀座アントワープブリリアントギャラリーで正式なプリンセスカットの輝きを是非ご覧ください!