シャトヤンシー
シャトヤンシー(Chatoyancy)
シャトヤンシーは別名キャッツアイ効果とも呼ぶ。 針状に並んだインクルージョンをもつ宝石の底面をインクルージョンに対して平行にドーム型(カボション)にカットすると宝石のドーム表面に光が集まり光のラインが現れる。表猫の目のように見える事からキャッツアイ効果と呼ぶ。トルマリン、ガーネット、クリソベリル、等比較的多くの宝石にみられる。
上写真はブラジル産のオーパールキャッツアイ、シャトヤンシー効果でネコの目のような光を放つオパール。シャトヤンシー(ネコ目効果)を持つ宝石は数多く有ります。通常は宝石の結晶方向に沿った針状の内包物がネコ目効果の原因なのですが、オパールの場合は偶然内包される液体内包物が光の線に対して直角に集合している事に起因しています。因みにオパール特有の遊色効果を示さない個体をコモンオパールと呼びます。