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干渉色(Interference Collar)

神秘的な真珠の色は数千層重なった光の干渉

越年物パールは真珠層が厚巻で高品質、ナチュラルや無調色と呼ばれる上質パールはここから

干渉色(Interference Collar)インフルエンスカラー、科学的には光は波の長さで表現されます。光の波長は真珠層にあたると屈折し真珠層の表面で反射する波と、内部へ入り込みそれぞれの真珠層で反射して出てくる波との場合が有ります。真珠層の厚さは0.4ミリと薄いのですがその中に約2,000もの真珠層がかな成っています。その一つ一つの層で光の波が波が反射しています。そしてその光の波は真珠表面で再び合流します。するとその光の合流地点に干渉(かんしょう)が起こります。これがあの美しい干渉色の正体です。
真珠層に見られるピンクやグリーンは、この光の干渉から生み出された色です。真珠の色は実体色と呼ばれる真珠本来の色と光の干渉から生まれる干渉色の融合によって発揮されます。
干渉色は微細な、電子顕微鏡で測定可能です。真珠科学研究所では光の干渉のメカニズムを科学的に解明しています。また干渉色は人間の目でも確認する事が出来ます。光の干渉はその構造を視覚的に捉える事の出来ないとみる事が出来ません、特殊な光が作り出す色なのです。日常的な所で光の干渉を伴うものとして熱帯魚のネオンテトラの青、やコガネムシの緑等が有ります。光の干渉によって美しい光彩を放つ事が干渉色の特徴です。
真珠層から発揮されるのピンクとグリーンも、構造に起因する光が作り出す色であり、干渉色の代表的存在と言えます。

黒蝶貝のピーコックグリーンはピンクの出現があこや貝と反対の干渉色

クロチョウ真珠は南の海で養殖される大型の二枚貝。貝のサイズもあこや貝の倍以上なので巻きあがる真珠のサイズも大きく10~20ミリにもなります。そんな黒蝶真珠の最高峰がピーコックグリーン、孔雀の羽のような深みのある緑色。このグリーンも光り輝く干渉色です。あこや貝ではピンクの干渉色が真珠の中心部に出現するのに対してクロチョウ真珠のピーコックグリーンは真珠の周り出現し中心部にはグリーンの干渉が現れます。

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