見つかり難い重大な欠陥を持つダイヤモンド原石はどの様に加工する?
フォルト(Fault)は一見価値の有りそうな原石を注意深く観察した際にその宝石の価値をすべて失うような重大な欠陥を持つダイヤモンド原石である事が判明した場合に、そうした欠陥を持つダイヤモンド原石をフォルトと呼ぶ。また、実際に欠陥の無い綺麗な原石にも「若しかして」の意味でフォルトを用いる。
多くの場合外観からは貴重な宝石が取り出せそうなダイヤモンド原石について用いられる業界用語。ダイヤモンド原石は1990年のレーザースキャン技術導入前はウィンドウというキズ見の窓を研磨して空けてそこから原石内部を覗き込んで内包物の位置をチェックしていたので、実際に加工が始まるまでどのような最終仕上がりになるのかは解って居ませんでした。グラッシー原石でも思わぬ政党船の見落としなどが有るとフォルトとなるなど、多くの場合内部の重大な欠陥に外観検査で気付かない場合に用いれる。その欠陥部分がなければ大きな価値のある筈の原石をフォルトと呼ぶ。
現在の技術ではダイヤモンド採掘企業デブスワナで事前にダイヤモンド原石をスキャンして看破、しかも24のグレードに品質管理していますので、フォルト原石に当たる可能性は限りなく低くなっています。