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ステップカット(Step Cut)

ステップカット(Step Cut)

ステップカットは宝石のカット形状の一つで直線的なカットコーナーのダイヤモンドにカットコーナーと平行のファセットを施すカット形状を総称してスタップカットと呼びます。代表的なステップカットと言えばエメラルドカットやアッシャーカット等が上がります。これらは隅切の四角形または6角か8角形に仕上げてあり。角の辺に対して平行な長方形のファセットを階段状にカット研磨しています。ステップカットは大きな面から大きなシンチレーションを発揮する事が魅力ですが一方でクラリティ―グレードSi以下は透明度に気をつけたいです。エメラルドカット等の長方形にも仕上げる事が出来る形の場合は縦横の比率は1:1.35前後が美しいとされます。
階段状にファセットが見えるステップカットを採用しているダイヤモンドは『より高みを目指すキャリアアップの宝石』と呼ばれ人気を博しています。

技術向上によってさまざまな新しいダイヤモンドが登場

1850年代にアメリカダイヤモンド研磨の父と呼ばれたヘンリーDモースらによって開発されたブルーティングマシーンの登場でダイヤモンドに自在に隣カウを設定できるようになると、オーバルやラウンドカット等の曲線を持つダイヤモンドが持て囃されたのと同時にステップカット等の角のダイヤモンドも正方形や長方形などを正確に表現できるようになったことで人気が再燃し1900年初頭には多くのステップカットが開発されました。

ダイヤモンドの国際的な評価基準4Cを定めるGIAではエメラルドカットなどのステップカットについてカットグレードを決めていません、ステップカットのダイヤモンドを探す場合はポリッシュ表面研磨とシンメトリー対称性にこだわるのは勿論ですが最適なでデプス(深さ)に拘って探す事をお勧めします。カットグレードの決まっていないダイヤモンドはカラット優先でゴロ石に仕上げて有る事が多く、ゴロ石は深さが有るのでカラットに対して横幅・場面が小さく、カラットが重い為に見た目に対して高額になりがちです。

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