美しさは十分だが未鑑定のダイヤモンド
ノーソート(Nosort)はダイヤモンド業界の用語。ダイヤモンドを鑑定して4Cグレードを明らかにすることをソーティングすると言います。ノーソートは逆にソーティング指定無いダイヤモンドに対して使う言葉です。ただダイヤモンド取引の現場で鑑定書やソーティングが登場するのはかなり終盤です。私たちがダイヤモンド原石を選定する時には当たり前ですがダイヤモンドの鑑定は存在しません。
また研磨済みダイヤモンドとなっても鑑定書は在りません。ダイヤモンドの鑑定は研磨済みとなって初めて鑑定できすのです。研磨後にデビアス鑑定やGIAと言った鑑定鑑別機関に送られて鑑定されるのです。では鑑定前のダイヤモンドをどうやって価値判断を行っているのか?と言えば、アソーターと呼ばれるダイヤモンドのグレード仕分けを生業とする担当者にある程度のグレード看破をさせているからなのです。
当然ですが、私たち自身も自分たちの目で見ておおよそのダイヤモンドのグレードが判断できます。自分の目で見たグレードと取引先のアローと結果に相違なければ提示されている価格で商売します。しかし、判定グレードに相違あれば自分の思う価格で指していく必要が有るのです。
ダイヤモンド原石は研磨前の段階でも、研磨前の段階でもレーザースキャンの機械を使っておおよそのグレード予測が立っていますので最終段階でソーティングして鑑定結果が大幅に異なり事は在りません。ダイヤモンドの美しさは4Cグレードでは決まらない為にダイヤモンド原石をグループ企業以外に販売する際に価格を決定させるためにソーティングすることが多いです。またワザと【ノーソート】のまま価格を抑えて販売する事もある様です。商売はケースバイケースですね。
ブリッジ銀座アントワープブリリアントギャラリーで取り扱うダイヤモンドの内フィリッペンス・ベルト氏のお任せグレードダイヤモンドは基本的に【ノーソート】未鑑定です。ご希望により鑑定書を取得しますのでご安心ください。