ドクタード(Doctored)はダイヤモンド等の宝石の処理の事を指す業界用語一部スラング的な要素も有る。写真はダイヤモンドの煮沸洗浄の様子。ドクタードはこれらを含む簡単な宝石の手入れから色の改善、改変迄を含む専門用語。
主にカット宝石の表面傷を隠すために行われる蝋処理や、オイリング(含侵含む)染色、等の処理、中には天然の範疇となる真珠の脱色から染色やエメラルドのオイル含侵も含まれる。ドクタードは外科手術の意味なので、この言葉の使われるタイミングでどのような処理が行われたのか?を推測する必要が有る。しかし、多くの場合は宝石の価値を落とす好ましくない処理を行って外観の改善をしている場合に使われている。簡単な宝石色調改変処理は料理するの意味で「クック」と呼ぶ
デビアス鑑定やGIA等の国際的に評価の高い鑑定鑑別機関では宝石の処理について高い看破技術を持っておりほとんどの場合看破され天然石の範疇を出る処理について鑑定書や鑑別書に明確に記載されます。