窒素は空気中の体積で78%を占める気体
単体のN2は不活性なガスで有るために反応が高く、特に酸素と反応するような物質を保存する際には有効です。また空気を窒素で置換して保存する事が出来る。さらに液体窒素は比較的簡単にしかも安価に作成できる冷却剤として研究分野や医療現場など様々な分野で利用されている。ダイヤモンドに含まれた場合には色原因となったりタイプにも影響を与える。
近年話題の合成ダイヤモンドでは地上でダイヤモンドを合成する場合に空気の大部分を占める窒素の混入を防ぐとが困難なために窒素が原因でダイヤモンドに黄色い色が着色した。その為にダイヤモンドが生成する自然環境と同等の高温高圧の環境を作ってダイヤモンドを合成する方法では大量の窒素が混入してカラーグレードが低位に成る傾向が有る。またCVD合成法では逆にメタンガスの中でダイヤモンドを生成するために窒素含有が0に成り黄色が排除された白いダイヤモンドが合成される。それぞれの合成ダイヤモンドはこの性質を逆手にとって看破する事が出来る。
またCLIPPER等の超深度起源ダイヤモンド(スーパーディープダイヤモンド)ではある深度から窒素ガスの含有が無くなるために窒素無含有タイプ(タイプⅡa)に分類される。