ヤハロム(ヤーロム)Yahalom ダイヤモンドの語源の一つとされる”特別硬いもの”を指す言葉
ダイヤモンドが人類史に一番最初に登場したとされる旧約聖書、その中で「出エジプト記」に記される”裁きの胸当て”(アロンの胸飾り・大司祭の胸当てとも)の飾りには装飾用に12の宝石がセットされてたとされています。実際にその胸当てがどこかに残っていれば真相もはっきりすると思うのですが、実物がないので何とも言えません。その中に出てくる12宝石は解釈様々でいろいろな意見があるそうです。しかし、そこに書かれる特別硬い石として珍重される宝石Yahalomがダイヤモンドであるとされています。ほかにもメノウやトパーズ、さまざまな色の水晶、それにサファイヤやエメラルドも裁きの胸当てにはセッティングされています。
2000年以上前の人類史に登場したダイヤモンドは、その硬さからすでに珍重されていたことがわかります。その後、「何物にも征服されないもの」という意味のアダマスを語源とする今のダイヤモンドという言葉が生まれたのです。
ちなみにアロンはモーゼの兄弟です。