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アダマス(Adamas)

超硬素材のダイヤモンドは加工する事が出来なかった

ADAMASアダマス/ダイヤモンドの語源となった「征服されざる者」という意味の言葉。直訳は鉄という意味。古代インドのトラヴィダ人がダイヤモンドを人類史で初めて使用した人種であると言われています。しかし、彼らはダイヤモンドを加工しませんでした。実際は硬すぎて加工出来なかったというのが正しいようです。ダイヤモンドの加工が出来るようになったのは14世紀になってから、それ迄はダイヤモンドは硬すぎて加工する事が出来なかったのです。正確には割ることは出来るが、削る(研磨する)事が出来なかったのです。
ダイヤモンドはアフリカで発見される1860年までに有史以来見つかった総量が10万カラット、これは一年換算では40から取未満の採掘量でしたので加工を担当できるのはダイヤモンドでは無く他の宝石の加工で最も腕前の立つ職人が担当していました。ダイヤモンドだけの専門職人は供給量が少なすぎて居なかったのです。
しかも割る作業は一度行うと元には戻せませんので超貴重なダイヤモンドを加工する事は担当する職人にとっても栄誉な事だったのです。
ダイヤモンドの結晶形、等軸で6,8,12が基本形

古代インドのダイヤモンドで有名なコイヌールはインドからイギリスへ送られた際に古代ムガールカットで表面を僅かに磨いただけの自然な石の形状だった為に当時のイギリス王室はブリリアントカットして輝かせようとダイヤモンドを加工します。これによって200カラット近かったダイヤモンドは半分の100カラット程度まで小さくなってしまったという逸話は有名です。

へき開が解明されて初めてダイヤモンドは加工出来るるようになった

ダイヤモンドがどの方向になら加工できるのか?正確に判断できるようになったのは1880年以降の事です。それ以前はダイヤモンドの加工はかなりのギャンブル要素が強い事だったのです。今から考えるとコイヌールが半分のサイズで加工出来て良かったですよね、エクセルシオールみたいにカットの失敗で900カラットから取り出した最大が100カラット程度となっては本当にもったいない話となってしまう所でした。
ダイヤモンドには劈開と言う割る事が出来る方向が有ります。その方向に対して平行に割る事が出来ます。しかしダイヤモンドのへき開は結晶の形によって異なります。ダイヤモンドの結晶形は等軸状で6面から24面まで様々な結晶形が有ります。そしてへき開はその結晶形によって異なってしまうのです。その事が判らなかった古代インドやローマではダイヤモンドを劈開しようとして思わぬ方向に砕けるトラブルが続出しました。思うように加工できない事からアダマス【征服されないもの】と言う意味の言葉が語源となったのです。謎に包まれたダイヤモンドのルーツに迫る事は超硬素材であり人類にとって御し難いダイヤモンドと言う超硬素材との加工歴史でもあるのです。

⇒ダイヤモンドカットの世界旅行

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