内反り(Bow-In)
テーブルファセットバリエーションでダイヤモンドの表情を決める
内反り(うちそり)Bow-In直訳は従うなどの意味。ダイヤモンド研磨業界で使われるダイヤモンドのフォルムに関するスラングの様なもの。
ラウンドブリリアントカットをフェイスアップで見た場合にテーブルファセットのエッジとスターファセットのエッジを結んだ四角形の線が正四角よりも内に反って見える。
カットのプロポーションでテーブルのパーセントが52%~62%がエクセレントの範囲ですがロングスター&内反りに仕上げるのがベルギー・アントワープのカッティングトレンドでフィリッペンス・ベルト氏も基本的に内反りにダイヤモンドを仕上げる。
しかし、これはあくまでもダイヤモンド原石にとってそれが望ましい場合だけで有り、「内反り」に仕上げたからダイヤモンドが美しくなるか?というとその限りではない。ダイヤモンドの美しさは原石の良し悪しと研磨仕上げする職人の腕前で決まるのです。
テーブル径は4本のベゼルポイントからベゼルポイントまでの平均で表します。テーブル % = (テーブルサイズの平均 ÷ ガードル直径の平均) × 100
ダイヤモンドの国際的な評価基準を定めるGIAではテーブルファセットサイズのカットグレードを以下の様に決定しています。
44%以下・・・・・Poor(プア)
44%~46%・・・Fair(フェア)
47%~49%・・・Good(グッド)
50%~51%・・・Very Good(ベリーグッド)
52%~62%・・・エクセレント(Excellent)
63%~66%・・・Very Good(ベリーグッド)
67%~69%・・・Good(グッド)
70%~72%・・・Fair(フェア)
73%以上・・・・・Poor(プア)