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一次鉱床

ダイヤモンドが地下から吹きあがった跡地には、、、

ボツワナのダイヤモンド鉱山ジュワネング

一次鉱床(いじちこうしょう)ダイヤモンドの鉱脈の内地表近くまで運ばれたダイヤモンドなどの希少な地下資源を含むキンバーライトマグマがパイプ状に埋まっている鉱山で岩石と共に宝石類を含む鉱物が産出する鉱床を一時鉱床と呼びます。デビアスやリオティントなどの地下資源採掘企業は一次鉱床の開発に現在も力を入れています。

ダイヤモンドは地下200キロ約6万気圧2000℃度超という過酷な条件下で結晶しています。それがマグマの活動で地表付近まで持ち上げられたもののうち超高速(最終噴火速度はマッハ1.8)で地上へ運ばれるとダイヤモンドを含む一次工鉱床、いわゆるダイヤモンドパイプと呼びます。低速で地上へ上がった場合にはダイヤモンドのまま産出しない為採に掘コストが見合わず採掘は行われない。地下資源採掘は採掘コストが見合う場合のみ一時鉱床と呼びますがこうした状態を初生鉱床とも呼ばれます。

⇒ダイヤモンドの原石についてもっと詳しく

1880年代後半にダイヤモンドの一次鉱床が見つかるまで

ダイヤモンドは地球の地下マグマから運ばれてきているとは誰も知りませんでした。地球のどこかで、突然発見される不思議な宝石だったのです。マグマと一緒に吹きあがったダイヤモンドは長い年月の間に余風で風化したキンバーライトと一緒に別の場所まで運ばれていきます。多くは川底の堆積物として、また多くは含まれた地層の中に含まれて地中へ沈みこんだり隆起したりを繰り返しています。私たち人類はそうした川底の堆積物や地層の隆起で地表へ出現したダイヤモンドを偶然見つけていたのです。そうした二次的なダイヤモンドの集合地を「二次鉱床」と呼びます。

世界には大規模な二次鉱床も多く存在します。しかし二次鉱床のダイヤモンド採掘量は一次鉱床のそれとは異なりそれ程多くありません。

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