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ダイヤモンド原石ラフ(ROUGH)婚約指輪の為に厳選される美しさ

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存在美ある選ばれた原石をプロポーズのダイヤモンドに

BRIDGE銀座アントワープブリリアントギャラリーでは婚約指輪のセンターストーンにセッティングするダイヤモンドを原石の段階から厳選しています。選ばれた原石と言ってもどんな原石をどんな風に選んでいるのか?ダイヤモンド原石はどんなものを使っているのか?をご紹介したいと思います。ダイヤモンドの評価基準4Cでは評価されない光の項目、それは【彩度】【明度】【温度】です。鮮やかで明るく暖かい、そういう【存在美ある】輝きを放つダイヤモンドを専属研磨師フィリッペンス・ベルト氏の審美眼でこの段階では選定します。

写真上はダイヤモンドの原石表面の拡大写真です。

色の感覚は、光が目に入ることによって得られます。つまり、色を感じる原因は光なのです。そしてその光(色)には強さの強弱と色相があり、色相は暖色から寒色へ変化するにしたがって、暖かい感じの色から冷たい感じの色へと光り方を変化させます。それを”色の暖寒感”といいます。原石選定で大切な事はこの暖寒感を軸にダイヤモンドがどんな輝きを発する個体であるか?を見定める事なのです。

Existential Beauty宝石にとって最も重要な要素の一つである「存在美」アントワープブリリアントでは存在しているだけで既に美しい、原石の段階ではそんな存在美あるダイヤモンドだけを厳選していきます。このダイヤモンドは原石表面にあたって跳ね返る光がとても美しい自然美を持っています。
「シンチレーション」と言うよりも自然界の中でランダムに削り取られたダイヤモンドの結晶方向にそって規則正しくも複雑な表面に当たって”乱反射する光”を楽しむ事が出来ます。
超高硬度の揺らめくような原石表面では何とも言えない光の揺らめきが発生していてとっても美しい原石です。

古代インドでは原石のままのダイヤモンドを身分の証として(カースト制度)身に着けていたとか、ダイヤモンドROUGH(ラフ)は産出した状態で既にそれに値する美しさを持っていたんだと思います。磨かれずともすでに怪しいまでの美しさをまとった宝石、それがダイヤモンドなのです。

アントワープブリリアントで選定するダイヤモンド原石はすべてソーヤブル原石(SAWABLE)と呼ばれるTOPTOPの正八面結晶の原石たちです。左の図で赤く塗り分けた部分がソーヤブルTOPTOP原石です。

その出現確立は全ダイヤモンド中なんと0.96%なんと1%未満の超稀少原石なのです!厳選に厳選を重ねたダイヤモンド原石を研磨していきます。※ボツワナ産の場合、他産地の場合ソーヤブルの出現確率は異なります。

さらにダイヤモンド結晶には大きく等軸状の6面体キュービック、8面体オクタドロン、12面体ドデカヘドロンの3パターンの結晶体が存在し、その中でも6面に8面が複合していたり、8面に6面が複合しているや12面に6面が複合しているなど、ざっと8通りの結晶系から形成されています。

最も出現する確率が高いのが8面体結晶(もっと複雑な希少結晶も中には存在している24面体等)そんな中で一口に高品質ダイヤモンド原石と言ってもどんなものなのか?初めてダイヤモンドを見る人にはもちろん判別不能です。

しかしサイトホルダーやフィリッペンス・ベルト氏などダイヤモンド原石に精通した一部のプロにはどんな原石からどんなダイヤモンドが出現するのか?見極める事が出来るのです。

ダイヤモンドのカットから成型では原石の形に合わせて予定した形にカットして成型します。

そして研磨の段階では研磨師フィリッペンス・ベルト氏達研磨チームがダイヤモンド原石と再度向き合い、研磨しようとする原石がその内どの形に該当しているのか?を再検定見して研磨していきます。

一つ一つ個性の違うダイヤモンド原石に命を吹き込むカット・研磨仕上げの作業工程はダイヤモンド内部の研磨可能方向や結晶の在り方を見極めて初めて見えてくるものなのです。

それにしてもダイヤモンドの原石だけ見てるとこれはこれで美しいので、このまま宝石として使ってもよさそうな気がしてきます。

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ダイヤモンドの原石をROUGH(ラフ)と呼びます。ボツワナ・ジュワネング鉱山産出の美しいソーヤブルダイヤモンド原石です。

ちなみにダイヤモンドの美しさのひとつ”その硬”さから発揮されます。より硬いダイヤモンドの方が美しく仕上がるのです。ですので私たちはより硬い原石を選定します。

ダイヤモンドはいったい何処で結晶しているのか?と言うと、ダイヤモンドの原石は地表から地下150~200キロの辺りで結晶していると考えられていました。ダイヤモンド内部から見つかる内包物がそれよりも深い深度にしか存在しない物質を含まなかったからです。

しかし近年、南アフリカやブラジル等、南半球のダイヤモンド鉱山産出の原石内部から深度410 キロ〜660キロの上部マントルや遷移層、深さ660 キロ〜2890 キロの下部マントルに由来する包有物を取り込んだダイヤモンド原石が産出したという報告が多数挙げられています。こうしたダイヤモンドは今までよりも深い深度からもたらされる為に超深部起源ダイヤモンド(スーパーディープダイヤモンド)と呼ばれています。さらに2020年には超深度起源ダイヤモンドの内、窒素無含有タイプ(タイプⅡ)のダイヤモンドが地球誕生に深くかかわっていたことが判明し、さらなる研究が進められているのです。

ダイヤモンドの結晶深度と硬さの関係

アントワープブリリアントの専属研磨師フィリッペンス・ベルト氏はダイヤモンドは産地によってその硬さに差がある事を指摘していました。結晶深度によるダイヤモンドの硬さの違いが最終的にダイヤモンドの外観に影響を与えていると私たちは考えています。

あるいはプルームの上昇スピードの違いが結晶の受ける圧力差に繋がり結果的に硬さの違いになっているのかもしれません、なぜ産地によてダイヤモンドの硬さに違いがあるのか?は未だに解明されていないミステリーなのです。

地球の深部に近づけば近づくほど周辺の温度と圧力は上昇していきます。産地によって結晶時の圧力と温度が異なるダイヤモンドを選定者と実際に研磨する職人の手で見分けていくのです。

ダイヤモンドは結晶する地下では安定しているのですが、一定の温度圧力が無ければ結晶できません、圧力と温度が不足するとただの炭素となってしまいます。
結晶に必要な時間は様々だと考えられていますが結晶時期として最古のものは40億年以上前のダイヤモンドも確認されているのです。
ダイヤモンドは地下150~2890キロで結晶するのですが、結晶しただけでは私たちが手にすることはできません。それを地上まで運んでくれる”何か”が必要なのです。
その”何か”とは、一般にはプルームと呼ばれる急激なマグマの上昇、伴って起こる火山の噴火や大規模な地殻変動だと言われています。しかもダイヤモンドとして結晶している”その状況”を一瞬で地上まで引き上げる火山や地殻変動がないとダイヤモンドはダイヤモンドのまま地球上までやってこれません。

その上昇スピードは最終的には音速を超えてマッハ1.8まで上昇すると言われています。まさに超高速!火山噴火の映像をテレビでご覧になったことがあるかと思いますが、重たい溶岩を含む火山岩が上空高く吹き上がるパワーはものすごい圧力なのです。

そのため地球内部に眠るダイヤモンドの多くはダイヤモンドとして地上に上がって来ることはなく、上昇スピードの不足によって途中で圧力がほどけてダイヤモンドからグラファイトへ変化してしまうのです。

このダイヤモンドをダイヤモンドのまま地上まで運ぶ急上昇と圧力などの微妙なバランスが揃って初めて私たちはダイヤモンドを手にする事が出来るのです。
ダイヤモンドの全宝石中でも跳び抜けた希少性は結晶方法の難しさ だけでなくほかの宝石には無い”出現方法”の難しさにもあるのです。
また地下150~2890キロメートルに存在するダイヤモンドが地表まで炭素化グラファイト化しない様な高速で運び上がる「大規模」な火山爆発や地殻変動は地球誕生から現在まで僅かに7回程。
その7回が発生したとき地面だった場所にはダイヤモンドが存在していると地層学者の間では考えられています。

下写真のダイヤモンド原石の表面にトライゴン Trigonsと呼ばれる三角形のスタンプのようなものが見えると思います。写真のダイヤモンド右上の面にはトライゴンが地層の様に重なって見える部分もあると思います。この部分は一度結晶したダイヤモンドがマグマの熱によって融解して出来ると考えられています。一般的に超高温のマグマに触れた場合その時点で融解したり燃焼してしまいそうな気がしますが、当然地上であれば酸素に触れて酸化してしまいます。しかし酸素も水分もないマグマの中では特別な状況でダイヤモンドが鍛えられ磨かれていくのです。地球の神秘ですね!

ダイヤモンド原石は母なる地球の贈り物

トライゴンが観察できるのは8面結晶ダイヤモンドだけ、特別な宝石でプロポーズ

無数のトライゴンの中に数個ですが、かなりはっきりとしたトライゴンが見えます。実はトライゴンはダイヤモンドの八面結晶面に現れる特有のマークなのです。ダイヤモンド原石の中で最も美しく仕上げる事が出来る等軸状八面結晶の証です。しかも結晶本体の8面一面に向かって必ずトライゴンの三角形頂点が90℃に交わるように逆向きになって出現します。こうした規則正しく一方向を向いたトライゴンの正三角形を見極める事がダイヤモンドのグレインラインや結晶方向を見定めるカギとなったのでしょう。

フィリッペンス・ベルト氏達もこうしたダイヤモンド原石の持つ特徴一つ一つを丁寧に見極めながらカット・研磨していきます。

美しいダイヤモンドは美しい原石から

銀座結婚指輪婚約用ダイヤモンド原石は選び抜かれたボツワナ産ソーヤブル原石

BRIDGE銀座アントワープブリリアントギャラリーでは”存在美”以外にもダイヤモンドの原石にも特別なこだわりを持っています。それは研磨済みダイヤモンドの輝きは原石の良し悪しに大きく影響を受けるからなのです。

複合して複雑になるダイヤモンド原石のカタチ

次はアントワープブリリアントで取り扱うダイヤモンド原石の種類についてご紹介したいと思います。

前述している通りダイヤモンド原石の結晶は理想的な形であることは少なく結晶が不均等に成長していたり、成長段階で何らかの圧力を受けて変形しているものがほとんどです。その中でもダイヤモンドには大きく分けて3つの結晶の形が有る事が判ってきました。
①等軸状の6面体キュービック、
②8面体オクタドロン、
③12面体ドデカヘドロン
の3パターンの結晶体が存在し、その中でも6面に8面が複合ていたり、8面に6面が複合している原石や12面に6面が複合している原石など、8通りの結晶系から形成されています。(もっと複雑な希少結晶も中には存在している24面体等)

ダイヤモンドの結晶系6面8面12面ソーヤブルSawableソーヤブルrough

上記の3パターンの結晶のうち1番多いのが8面結晶、2番目が12面、最後に6面と出現確立が変化します。
しかしダイヤモンドの結晶が成長していく厳しい環境では周辺の環境が一定ではない場合が多いため、左右で成長度合いが変わったり左右均等に成長せずに偏ったり途中から別のダイヤモンド結晶がくっついたようなツインズと呼ばれる結晶に成長したりします。
アントワープブリリアントでは取り扱わないのですがツインズ結晶では結晶の接合面にナート(Naat)という黒い線のようなものが、見える場合が有ります。
ナートが見えるツインズ結晶は単体のように見えて実は接合部分でダイヤモンドの成長線は逆向きになってくっついています。

このように結晶の方向が変化するためナートを横断して平面にファセット研磨することは非常に難しく研磨面が美しく仕上がらない可能性が高いので最終的には美しさに影響を及ぼします。ナートのダイヤモンド原石はナート部分で切断して二つのダイヤモンドに仕上げる場合も多いです。
またナートは通常ブラックインクリュージョンを伴いますのでアントワープブリリアントではそうした原石も取り扱いません。

 

基本の形に面数が上がっていくと複雑になります。
それでも結晶の中にある成長の方向をきちんと見極めればダイヤモンドを仕上げる事が出来ます。
ダイヤモンドのカット研磨ではまず最初にどんな形に仕上げるのか?をプランニングしますが、カット研磨職人たちは原石の持つ結晶方向を見定めてプラン立てをして最終研磨を施します。

ダイヤモンドの結晶Rough婚約リングのダイヤモンドセンターストーン用はソーヤブル原石

最も硬い結晶系は8面体オクタヘドロン

ダイヤモンド結晶の中で最も多い8面オクタヘドロン、オクタヘドロンは様々ある結晶系の中で実は最も硬い結晶です。フィリッペンス・ベルト氏は硬さを研磨版から指先へ伝わってくる振動と実際の研磨する感じで掴んでいきます。それぞれの結晶系でダイヤモンドには異なる研磨ノウハウがあります。

ダイヤモンドには劈開(へきかい)という割れやすい方向が有ります。地球上でもっとも高硬度のダイヤモンドをカット研磨する際はこの劈開を見定めて作業をする必要があります。

全方向に均等に美しく成長すればよいのですが、ダイヤモンドが結晶する産状は地球内部、まるで生き物のように動き続ける不安定な場所はダイヤモンドを素直に成長させてくれることは稀です。マグマ内部でダイヤモンドの原石は成長過程で等軸に対して螺旋状に生成されていき結晶が成長します。

あるものは ねじ曲がったり左右が不均等に成長したり、また成長過程で何らかの強い圧力がかかって出来るグレインラインと呼ばれる成長線にひずみや歪みの有る結晶があります。

そのグレインラインのある結晶の歪みは研磨済みダイヤモンドとなった場合に光の透過を妨げたり有るべき屈折ではない方向に光りを曲げてしまう為に美しさを損なう可能性が有ります。
そうした過度にゆがんだ結晶系をアントワープブリリアントでは原石の選定の段階で外していきます。⇒内包物の種類についてもっと詳しく

ダイヤモンド原石の選定

上写真の氷砂糖のように見えるものはすべてボツワナ産ダイヤモンドの原石ラフ(ROUGH)ストーンです。
よく見ると6面体、12面体に8面体がそれぞれ見つかると思います。それぞれ特徴的な原石達ですが研磨後は高品質ダイヤモンドがそれぞれ研磨される予定です。
見ていただいてわかる通りダイヤモンド原石の形は正八面に近いものから、融解によって角の取れた丸みのあるもの、細長い箱型のものやもっと平らなフラットなものまで様々です。
ダイヤモンドカットの現場では、こうした原石から1つの大きなダイヤモンドを切り取るのか?それとも複数に切り出すのか?を最初にプランニングします。

TOP原石ソーヤブル

ソーヤブルSawable原石Sawはノコギリの意味Ableは可能の意味です。
二つ合わせると「ノコギリ出来る」でダイヤモンドを切断や研磨を出来るという意味になります。
その昔ダイヤモンドは結晶の整ったものだけは叩いて割る事が出来ました。
結晶のゆがんだダイヤモンドはそれすらできなかったのです。
まだ宝石の加工技術がそれほど発達していなかった当時でも加工する事が出来るレベルの原石、それほど結晶が整ったものをソーヤブル原石と呼びます。
Antwrepbrilliantではこのソーヤブル原石の中から存在美ある原石だけを丁寧に選定していきます。

写真の原石たちは原石表面に薄いグリーン色をまとっています。
こうした見た目の原石は通常研磨後にカラーグレードの高いダイヤモンドに仕上がる事が多いのです。
またソーヤブル原石はグラッシー(Glassy)といってガラスのように内部が見通せる透明な原石でしかも形の整った正八面や正六面、正12面が多いのです。
ダイヤモンドの内包物を検査するレントゲンのような機械が開発されるまではダイヤモンドの内包物の位置を確認したり最終的にどんな形に仕上げるかをプランニングするにはウインドウと呼ばれる内部をのぞき込む窓を開けて中を調べていましたが、グラッシーのダイヤモンドはその必要がなく正に高品質の証なのです。

※現在はウインドウを開ける作業をせずにダイヤモンドのどの部分にどんな内包物が内包されているのか?を検査する高性能な機械が開発されております。アントワープブリリアントのダイヤモンドはこのソーヤブル原石から厳選されています。

宝飾用原石メイカブル

メイカブル  Makeable原石はMake作る事がAble出来るの意味です。
現在の宝石研磨の技術で言えば宝飾用として十分に通用する品質のダイヤモンドを切り出す事が出来ます。
中には研磨済みの状態で予想を上回る4Cグレードで評価される場合もあるかもしれません。
しかしそうしたダイヤモンドは”原石の質”の問題でどこかもう一つ美しさに欠ける見た目に仕上がる事が多いようです。
ハイグレードなのに今ひとつ・・・そんなダイヤモンドはきっとこうした原石から切り出しているのかもしれませんね。
実際に光の屈折に影響するグレインラインや5ミクロン以下のピンポイント、白色系の正統派ではないパターンでは”化け石”と呼ばれる安価で手に入れて思わぬ高い評価を受ける宝石が含まれていることもあります。

また10倍ルーペで認識不能な微小インクリュージョンの集合したクラウドなど美しさと見た目に影響はあっても4Cでは評価しない要素が多く含まれるのもこのグレードでメイカブルのダイヤモンドはとにかく見てみないと判断が出来ない場合が有ります。原石を選定してる多くの宝石商では目利きの腕前がこのメイカブル原石では発揮されます。※アントワープブリリアントのダイヤモンドにメイカブル原石は含まれません。

またメイカブル原石には原石表面が曇っていて内部がよく見えないフロステッド(Frosted)不透明な原石も多く含まれます。
メイカブル原石はファンシーカラーやファンシーシェイプでは見逃せない場合が有ります。ファンシーカラーのダイヤモンドはもともとも不完全な何かが色原因となる場合が多い為、メイカブル原石の中から鮮やかなカラーダイヤモンドとしてカットされる場合が少なくありません。
2ct以下のファンシーシェイプも同様に原石のカタチや最終的な歩留まりの問題でメイカブル原石からカットされる場合が多いので注目されています。

※フロステッドは低品質というわけではなく原石表面が自然によって磨かれ丸くなっていたり天然の傷が付いている状態なので研磨済みの品質で劣るとは一概には言えません。

アクセサリー品質原石ニアジェム

ニアジェムNearGem(クリベージCleavageとも)Near(ニア)近いGem(ジェム)宝石と言う事で宝石に近い品質という意味です。
このグレードはダイヤモンド原石が集められた最初のに別けられる機械での判別段階で自動的にはじかれる為、アントワープブリリアントでは選別すらしないグレードです。
このグレードのダイヤモンド原石は宝石用とまではいきませんが一般的なジュエリーやアクセサリーに使われます。またバイヤーの宝石選定眼が最も発揮されるグレードでもあります。

ニアジェム品質はジュエリーにセットされ価格もそこまで高額になる事はありませんので気軽に楽しむアクセサリーや一部ジュエリーでも価格と品質のバランスでニーズに合っていればおすすめかもしれません。

またニアジェム品質では原石の表面が完全にグラファイトの追われたコーテッド原石も多く含まれます。
ダイヤモンドの内部がセンサーによって解析できる現代では問題なのですがその昔は一旦ウインドウという中をのぞき込むための窓部分を研磨したり実際に割ってみるまで中の状態が判りませんでしたので最も厄介なダイヤモンドだったかもしれません。

※コーテッドは一様に低品質というわけでは決してなく、中には稀にソーヤブルも含まれます。

この様にアントワープブリリアントでは研磨するダイヤモンドを原石の段階から厳選しています。
器械による基礎選定から色や形、透明度、など色々な要素の判断を経て選びだされた原石は最終的にグレーダーの目での目視判断で存在美を確認して選定します。
グレードや数値も大事なのですが何よりも見て美しいことは最も宝石にとって重要な要素だからです。
アントワープブリリアントでは原石の持っていた存在美は失われる事なく研磨済みダイヤモンドにも受け継がれます。
フィリッペンス・ベルト氏率いる研磨のTOPチームはそれを可能にする技術と情熱とを持ってダイヤモンド原石と向き合います。
そうした厳選されたダイヤモンド原石を世界トップクラスの技術でカット・研磨すれば必然的に4C評価も高くなるのですが、存在美はグレードでは評価できない項目。

婚約指輪や記念日のジュエリーにセティングされるダイヤモンドは人生の節目に手に入れて長くお使いいただくものです。
目に見えないけれど確かな存在美こそ記念の品物にふさわしい品質と言えるのではないかとBRIDGE銀座アントワープブリリアントギャラリーでは考えています。

超深部起源ダイヤモンド

超深部起源ダイヤモンドはBRIDGE銀座プロポーズはサプライズで美しい

特に硬いボツワナ産のダイヤモンド原石。研究では2000年ころまで迄ダイヤモンドは地下150~200キロの地底で結晶していると考えられていました。それはダイヤモンド内部から見つかる内包物が 200キロよりも深い深度にしか存在しない物質を内包していなかったからです。(※鉱物は結晶時に受ける圧力で結晶名が変化する場合があります。例:グラファイト⇒ダイヤモンド、オリビン⇒リングウィダイト)

しかし近年、南アフリカや一部南半球のダイヤモンド内部から深さ410 キロ〜660キロのマントル遷移層や、深さ660 キロ〜2890 キロの下部マントルに由来する包有物を取り込んだ超深部起源ダイヤモンド(スーパーディープ)が多数発見されています。最新の研究では「ダイヤモンドは地下150~2890キロの地底で結晶している」となったのです。

ダイヤモンドは産地によってその硬さに差がある事を早くからフィリッペンス・ベルト氏は指摘していました。事実結晶系の違いによって硬度が違う事は明らかになってきました。しかしそれ以上に結晶深度によるダイヤモンドの硬さの違いが有る事は明白の様です。結晶深度が200キロより深い超深部起源のダイヤモンドは結晶の受ける圧力が200キロのダイヤモンドに比べて最大で100万気圧ほど高く、温度は2000度ほど高温で結晶することになります。高温高圧化で結晶するダイヤモンド、その時作用する圧力と温度が最終的にダイヤモンドの外観に大きな影響を与えていると私たちは考えています。

専属研磨師フィリッペンス・ベルト氏の手先に伝わる研磨振動と研磨時のフィーリングで明らかに硬いダイヤモンドだけを選定しているアントワープブリリアントのダイヤモンドが美しく輝く理由の一つが超深部起源ダイヤモンドという事なのかもしれません。

BRIDGE ANTWERP BRILLIANT GALLERY

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