ダイヤモンドの産地を教えてください。
産出量が多い順に並べると
- 1・ロシア Russia
- 2・ボツワナ Botswana
- 3・コンゴ民主共和国 Democratic Republic of the Congo
- 4・オーストラリア Australia
- 5・南アフリカ South Africa Republic
- 6・カナダ Canada
となります。
この中で原石の品質が比較的高いとされているのがロシア、ボツワナ、カナダです。なかでもボツワナ産は原石の品質が世界最高とされています。BRIDGE、Antwerp Brilliant GALLERYでメインストーンとして使用するほとんどのダイヤモンドがボツワナ産出の原石を使用しています。※最も多くのダイヤモンドが産出しているロシア産では環境問題が有る為、でびあす私たちは取り扱いません。
ボツワナ・ジュワネング鉱山 (Jwaneng Mine)
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BRIDGE銀座Antwerp Brilliant GALLERYではデビアスグループから供給されるダイヤモンド高品質原石を厳選して使用しています。デビアスグループのみならず世界のダイヤモンド鉱山の中でボツワナ産ダイヤモンドはその品質が最も高いと言われる注目の産地なのです。
1972年に鉱脈が発見され1982年より本格操業したこの鉱山は、2017年までに地上から地下670Mまで露天掘りを進める予定です。複数のパイプ鉱床が交差する大規模な鉱山はダイヤモンドの原鉱石「キンバーライト」が多く確認されており、少なくとも2032年まで安定的な高品質ダイヤモンドの産出を見込んでいます。
光の王子 ジュワネング鉱山(Jwaneng)
ジュワネングはその産出量の多さと品質の高さで管理するデブスワナ(デビアスグループとボツワナ政府の合弁企業)では「PRINCE OF MINES(光の王子)」と呼ばれています。この鉱山はパイプ鉱床と呼ばれる一時鉱床です。マグマの通り道だったパイプに沿って地下資源を採掘する露天堀りで約2億4500万年前に噴火した火山の跡地を掘り進みます。写真ではその規模の大きさが見ていただけるのではないかと思います。
ジュワネングでは太古の地層に眠る永遠の輝きを注意深く掘り進めています。ジュワネングはこの後約20年かけて地下850mまで採掘される予定です。その間にも独自の生産向上プロジェクトを展開しより多くの地下資源をより長く稼働させるための研究も進められております。
また自然保護の観点から敷地内の「ジュワナ・ゲームパーク(Jwana Game Park)」では野生のチーターや白サイなどの保護動物の保全にも力を入れております。※ゲームとは車やボートに乗って野生動物を見学する事、ボツワナは豊かな自然を生かしてこうしたゲームパークを多く展開していおり、パーク内は人工物は無く極力自然のままに保護されています。ボツワナやアフリカなどに旅行される際は是非予定してみてください。
ダイヤモンドは限りある地下資源
ダイヤモンドには一次鉱床と二次鉱床とが有ります。二次鉱床は一次鉱床から運ばれた土泥が堆積して出来た鉱床です。ダイヤモンド等を含むキンバーライトは大変脆い為に風雨に晒されると簡単に崩れて流されます。ダイヤモンド等も一緒にこの時流されるのです。しかしこの方法で堆積した土泥は実際の量としてはそこ迄多くない為に二次鉱床での採掘は基本的に短期間で終了してしまいます。ダイヤモンド等を含む一次鉱床はキンバーライトパイプと呼ばれるマグマの通り道だった場所です。
規模は大きく長期間にわたって安定的に採掘できるのが魅力なのですが、現在の採掘技術で掘り進めた場合におおよそ30年で鉱山の寿命を迎えます。現在稼働中の鉱山も2040年にはすべて閉山していることが予想されています。
これはあくまでも商業ベースに乗せて大規模に採掘する場合を指しています。仮に数人で小型重機を使っての規模で採掘する場合は、まだまだ採掘は続けることが可能です。しかし現在のような安定的な採掘見込めません。ダイヤモンドのエキスパートデビアスの試算でも2032年には天然ダイヤモンドの採掘量は現在の50%程度まで落ち込むことが予想されています。そして最終的には枯渇する事が決まっているのです。ダイヤモンドは有限な地下資源なのです。ダイヤモンドはその産地に限らず有限な地下資源である事は言う迄も有ありません、新品のダイヤモンドに拘って探す場合現在の様に潤沢に新品ダイヤモンドが市場に出るタイミングは今が最後なのかもしれません。
※JJF調べでは、現在も一定量の二次流通品がダイヤモンドが市場に混入していると言われています。BRIDGE銀座アントワープブリリアントギャラリーではお求めになったダイヤモンドがどんなものであるのか?私たちの知りえる限りの情報を開示していくことにしています。