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よくある質問

ダイヤモンドのエキスパート”サイトホルダー”とは何ですか?

ダイヤモンド業界において高いステータスと権威を持つ企業をサイトホルダーと呼びます。サイトホルダーはSightholdersと書きます。言葉を分解すると視覚や見るを意味するサイト(Sight)に、所有者の意味を持つホールド(holders)を組み合わせた言葉です。ダイヤモンド原石の加工はとても特殊な技術を要するために、世界的にも一部の限られた企業のみがそのノウハウを保有しています。「ダイヤモンドを制するものは世界を制する」は世界的に有名な格言ですが、サイトホルダーはダイヤモンド加工のノウハウを持つ企業であるために、逆に社会的な様々な責任を果たす義務も持つのです。

ダイヤモンド産出国の多くは地下資源採掘が主な外貨獲得手段となっている事から、地下資源採掘を通じて電気やガス・水道等の生活インフラの整備を行う必要が有り、サイトホルダーはこれに積極的に協力しなければなりません。また、病院や学校の建設、道路整備などの世界水準の社会生活を行う為の基盤作りにも協力し、自然環境保護などの当たり前の社会的な責任も果たさなければならないのです。サスティナブルで持続可能な世界の実現に力を注いでいるのです。

サイトホルダーはDTCからダイヤモンド原石を買いつける権利

サイトホルダーはDTC(Diamond Trading Company)ダイヤモンドトレーディングカンパニー通称デ・ビアスからダイヤモンドの原石供給を受ける事の出来る権利を持つ会社のことを指します。サイトは通常、年10回開催されます。サイトホルダーはダイヤモンド原石の販売会に参加できる権利を持つ会社のなのです。
1990年代ダイヤモンドの世界的な鉱山の90%までをデビアスグループが支配していた時代には、サイト会でデビアスグループから提供されるダイヤモンド原石に対して内容のリクエストは出来ても指定する事は出来ませんでした。これは現在でも提供され得るダイヤモンド原石の内容の指定はできない様です。デビアスグループから提供されるダイヤモンド原石は無いよう指定不可で、提供されたものを全て買い上げる約束でサイトホルダーに成らなければなりません。実際採掘するDTC(デビアス)側も意図する内容のダイヤモンドだけが採掘される訳は無いので、これは有る程度仕方ない事でもあります。
しかしこの提案を一回でも拒否すれば次回サイトホルダーの権利をはく奪され得ると言った具合に強権的な側面が有ったそうです。

上質なダイヤモンド原石を産出する鉱山 

上質なダイヤモンド原石を産出するDTC所有のボツワナジュワネング

DTCボツワナのジュワネング鉱山カラハリ砂漠の地下を大規模に掘り進む地下資源採掘がおこなわれています。現在の深さは700Mでなんと東京スカイツリーよりも深い(高い)深度迄採掘が進められています。
ボツワナは世界最高品質のダイヤモンド原石が産出する事で有名で、世界最大のダイヤモンドのエキスパート、デビアスグループとボツワナ政府の合弁企業で”デブスワナ”によって運営されるダイヤモンド鉱山です。サイトホルダーはこの鉱山で産出したダイヤモンド原石を買い付ける事が出来る権利を持つのです。供給量の限られたダイヤモンド原石を優先的に買い上げる事が出来る変わるに、現地に住み暮らす人々の生活水準を向上させ、インフラを整備し、自然環境の保護を行うグローバル企業がサイトホルダーなのです。
※DTCはこの他にも南アフリカ、ナミビア、カナダなど世界各地にダイヤモンド鉱山を展開しています。

ブリッジ銀座のサイトホルダー研磨工場 ユーロスター ダイヤモンド婚約指輪
サイトホルダーは産出国の社会インフラを整える等の社会的奉仕活動を義務付けられております。そのため原産地には大規模なダイヤモンドカットアトリエが建設され、多くの雇用を創出し産出国の主要産業として成長しているだけでなく、原産地に病院や学校、水道や道路、下水や電気設備などの基本的な生活インフラの整備も行う等、社会的な貢献活動にも積極的に参加しています。
また採掘に伴い破壊された鉱山地区の自然保護も行っています。デブスワナBRIDGE銀座の地下資源採掘企業デビアスグループ
ブリッジ銀座アントワープブリリアントギャラリーではDTCボツワナ(デブスワナ)で産出した超高品質ダイヤモンド原石を上位0.96%まで厳選します。その原石をボツワナ国内にあるのサイトホルダーのカットアトリエ事務所にて基礎カットします。その後ダイヤモンドはサイトホルダーの本社事務所が立地するベルギー・アントワープへ空輸されます。そこで専属カッターであるフィリッペンス・ベルト氏の手でさらに上位10%に厳選されます。
フィリッペンス・ベルト氏はダイヤモンド原石全体の上位0.096%の超高品質ダイヤモンド原石だけを丁寧に研磨します。

そうしてダイヤモンドは最終仕上げを施し一部はデビアス鑑定、またはIIDGRにて鑑定、一部は鑑定済み鑑定書未発行のまま日本へ輸入され、ブリッジ銀座の指定鑑定機関であるCGL中央宝石研究所にて鑑定されます。ブリッジ銀座アントワープブリリアントギャラリーでは超高品質である事はもちろんのことクリーンで安心なトレサビリティを重視したダイヤモンドのみを取扱っております。

サイトホルダーは高いステータス性を持つリーディングカンパニー

「ダイヤモンドは永遠の輝き A Diamond is Forever」というフレーズを聞かれたことが有るかと思います。
このフレーズはDTCの前身であったデビアス(De Beers)が1980年代にTVCMなどで大々的にダイヤモンドをプロモーションした際に使用したフレーズです。
1980年代当時DTCは独占的にダイヤモンドを取扱っていた為、市場の競争原理を阻害しているのではないか?独占禁止法の適応範囲なのではないか?等のネガティブな意見もありつつ、今日までダイヤモンド業界をけん引してきたリーディングカンパニーなのは言うまでもありません。

現在DTCは本社をロンドンからダイヤモンド産出国であるボツワナに移転し、取扱うダイヤモンドの原石量は世界の産出量の約40%となっております。カナダやロシア、オーストラリア等のダイヤモンド産出国が独自にダイヤモンド販売を手掛けている現在、以前言われていたような”市場の競争原理の阻害”は実際には無い事が判ります。
1980年代DTCはダイヤモンドの全産出量中90%以上のシェアを誇る鉱山企業でした。地下資源としてとても貴重で高価、かつ特殊な産物であるダイヤモンド原石は加工できる業者も限られます。

また携帯性のある資産と見なされる宝石類ですので非合法行為やマネーロンダリングの温床となる等の懸念材料が多かったことなどからDTCではダイヤモンド原石を取扱う業者に高い社会的責任と倫理に基づいた経営を行う事を義務付けた審査基準を儲け選定してきた経緯が有ります。
その結果多くのサイトホルダーはDTCだけでなくロシアやオーストラリア、カナダなどのDTC以外のダイヤモンド産出国からも厚い信頼を集めています。
ダイヤモンド業界で「サイトホルダー」は非常に高いステータスほ誇る企業にのみ与えられる称号なのです。
サイトホルダーに関する記事↓↓

DTCサイトホルダーがブリッジ銀座を表敬訪問!

サイトホルダーBRIDGE銀座

サイトホルダーは社会的な責任を果たす事が求められる大企業であることが多いのですが、インドやイスラエルのサイトホルダーは例外なく巨な家業態であることが多く主要なスタッフが親戚で形成されていることも少なくありません。また世襲で代替わりしていく経営スタイルも日本的な経営スタイルに似ているために私たち日本企業としても大変馴染みやすい営業方針であることが多いのです。

 

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