デブスワナ(Debswana)
ダイヤモンドのエキスパートデビアスの本拠
Debswanaデブスワナはボツワナ政府とデビアス社(De Beers)の50:50の比率による合弁会社デブスワナ(DEBSWANA)
ボツワナ国内にオラパ鉱山 Orapa Mine 、ジュワネング鉱山 Jwaneng Diamond Mine、レサケーン鉱山 Lethakane Mine、ダムッツァ鉱山 Damtshaa Mineの4つのダイヤモンド鉱山を所有しています。中でもカラハリ砂漠のジュワネングは光の王子と呼ばれ高品質ダイヤモンド原石の産出でが大規模な鉱床で世界有数です。2006年にボツワナ政府は地下資源採掘王手のデビアス(デブスワナ)社に2031年までの25年間の採掘権延長を認め長期的な契約を締結しています。
同時にボツワナ政府はデビアス社に対して、当時ロンドンに集中していたダイヤモンド・トレーディング・カンパニー(DTC)の機能をボツワナに移転するよう要請しました。これによって2013年までロンドンで行われていた大規模サイトやダイヤモンドトレードの本部機能すべてがボツワナ・ハボローネのデブスワナに移転されました。ダイヤモンド取引の拠点がイギリス・ロンドンから原産地であるアフリカのボツワナへ移った瞬間でした。
またこの合意によってボツワナ周辺のデビアス系鉱山で産出するダイヤモンド原石をボツワナに集めて販売するサイトシステムが発足し、カナダ、ナミビア、南アフリカ等から上質なダイヤモンド原石がボツワナに集められて選別されることに成った。また商品の産地についての名機トレサビリティが叫ばれるようになると、生産された国のパーセルを明示して販売する取り組みも始まりダイヤモンド原石の産地についても明確になる様に成ってきている。
※トレサビリティに関してデブスワナと直接取引しているサイトホルダーの段階では鉱山名まで分かった状態でダイヤモンドの加工を行っています。しかし研磨済みダイヤモンドの産地による価格の違いが無い為にパーセルの補充はダイヤモンドの品質ごとに行われてしまい、この段階で産地がミックスになってしまう事が現在も障壁となっています。
デブスワナ(Debswana Diamond Company Ltd)はボツワナのGDP の主要な位置を占める地下資源採掘を推進してボツワナのインフラ整備や雇用環境の創出など多くの社会貢献をする半官半民の企業です。