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エクセルシオール(Excelsior Diamond)

エクセルシオール(Excelsior Diamond)

エクセルシオールダイヤモンドは南アフリカで発見されたダイヤモンド原石、 1893年6月30日に、キンバリーから130キロ(81マイル)南東にある南アフリカのイェーガースフォンテイン鉱山(Jagersfontein Mine)で発見されました。 原石は青白い色合いをしており、その重量は971カラット。1905年にカリナンが発見されるまで世界で発見されたダイヤモンドの中で最大でした。

エクセルシオール原石は発見された時から少しおかしな動きをするダイヤモンド原石でした。何らかの裏事情が働いていたと言われています。イェーガースフォンテイン鉱山(Jagersfontein Mine)で、採掘したキンバーライト鉱石をトラックに積みかえる労働者によって発見されました。この労働者は本来ダイヤモンドを発見した場合に報告しなければならない監督官に報告せずに、それを鉱山管理者に直接渡してしまいます。※この労働者はそれにより多くの賄賂を手にしたとされています。

しかもダイヤモンドが発見された日は鉱山会社とダイヤモンドを購入したロンドンのダイヤモンド発掘シンジケートとの間の契約が偶然にも失効する日だったのです。当時重要な原石の発見は新聞などで大きく報道されるのが通常でしたがエクセルシオールはそうしたことも無かったのです。その為、高品質と並外れたサイズのダイヤモンド原石だったにもかかわらずエクセルシオール原石はシンジゲートが組まれることも注目されることもないまま輸入されます。そして1903年にアムステルダムのI. J.アッシャーに送られ、10個の小さな石にカットされるのです。

発見からカット、販売まで不可解な動きをしたエクセルシオールについては一つの大粒のダイヤモンドを研磨しなかったことを含め当時多くの新聞が不透明性について報道しましたが真相は謎のままです。そして一度割ってしまったダイヤモンドは元には戻せないのです。

カット研磨を担当したのは当時世界最高の腕前を持つとされアッシャーブラザースのアブラハム・アッシャーでした。エクセルシオールの不可解な動きについては政治家としても大きな力を持っていたアブラハム・アッシャーの力が働いていたとする文献もあるほどです。

当時、デビアス・ダイヤモンド・シンジケートのマネージャーは、この石を多くの小さなピースに分割することは「有名なダイヤモンドの歴史の中で現代の最大の悲劇」であったと述べました。エクセルシオールは歴史的な重要性に関係なくカットされ、69ct~9ctの簡単に販売できる10の研磨済みダイヤモンドに分割されました。そしてそれぞれ違うオーナーに個別に販売されたのです。現在エクセルシオールからカットされたダイヤモンドの所在について全ては判っていません。これには諸説ありますが全ては謎に包まれているのです。

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