輪島せっぷんとんねる 石川
振り返った時にだけ現れるハートマーク
能登半島のカーブに沿ってある輪島市は、輪島塗だけでなく、輪島温泉郷、茅葺(かやぶき)庵、白米千枚田などの歴史のある観光地が多く、また山と海どちらの自然にも恵まれています。日本海に面し数々ある海岸の中で市の東側にあり、霊山・岩倉山を背にする曽々木海岸。その中でも「せっぷんとんねる」は昭和32年公開の東宝映画「忘却の花びら」の劇中に、主人公とヒロインが二人の愛を確かめ合い、この洞窟で接吻したことからその名が名づけられました。通り抜けて振り返った時にだけ現れるハートマークの仕掛けがあり、写真撮影も可能です。五角形のプレートに二人の名前や記念日を刻印し、トンネルに記念を残しましょう。この一帯は多くの修験者たちの人々の幸せへの祈りが込められているため、2人で通れば恋が成就すると言われています。
【おすすめコース】
1) 輪島と言えば
能登空港I.Cから一般道に下り、風力発電所の風車を目指して向かいます。輪島と言えば、まず思いつくだろう『輪島塗』。「石川県輪島漆芸美術館」は、全国でも珍しい漆芸に特化した美術館。人間国宝・芸術院会員の作品を始め、国内・国外の漆芸やそれにまつわる装飾の展示やワークショップがあります。また、季節に合わせたミュージアムコンサートも行われているので、目だけでなく、耳でも楽しめそうです。すぐ側には市の真っ白な4千株のミズバショウが群生しており、これだけの低地で咲くのは珍しいのだそう。4月中旬〜下旬が身頃ですよ。
2) 早速、輪島塗を体験してみる
海岸に向かい輪島市の中心街に入ります。目で楽しんだ輪島塗を、今度は体験してみましょう。「輪島工房長屋」は、明治時代に建てられた輪島塗職人の工房長屋が連なり、旧家や工房が入り混じる、レトロな佇まいのエリアです。ここでは未だ伝統工芸の職人達の技が息づいており、その漆器製作の様子を見学できます。また輪島塗の模様付け体験が出来るので、蒔絵や沈金のマイ箸を作ってみるのもいいでしょう。長屋の少し東側には足湯「湯楽里(ゆらり)」があり、歩き疲れた足が癒されます。ペット湯もあるので、ペット連れの方にも嬉しいですね。
3) 行商人が愛したお菓子と、漆をいただく
輪島工房長屋の北、わいち懐隈中ほどにある「柚餅子総本家」では、『柚餅子(ゆべし)』という柚子の中身をくり抜きもち米を入れて蒸した伝統のお菓子が味わえます。源平の時代に生まれ、輪島の行商人たちが旅の保存食として携行して広まったと言われています。またこちらの2階「輪風庵」では、漆を使った『漆茶』も堪能することが出来ます。
4) これでもか!なぐらいのパワー
信号機が少ない奥能登の海岸沿いの国道249号線を車でドライブしてみましょう。窓を開けて海からの潮風を感じてみます。打ち寄せる日本海の波は荒々しいが、自然の偉大さと、自然からのパワーを思いっきり感じられるベストスポットです。道沿いに北東方面に進むと、「せっぷんトンネル」「福が穴」「岩窟不動」と、多くのパワースポットが隣接している曽々木海岸に着きます。このエリアは、その昔数々の修験者たちが洞窟に篭って護摩を焚き、仏像を彫り、彼らの人々の幸せへ祈りが込められた場所です。そして「せっぷんとんねる」から西の空を見ると、「窓岩」と呼ばれる直径2m程の穴の開いた岩板の穴から夕日の光が漏れてきます。
5) 輪島・白米千枚田
曽々木海岸から再び西に向かい、輪島と海岸の中間くらいに、小さな田んぼが幾つも海に臨み集合した「白米千枚田」があります。田んぼに映えるここからの夕日も絶景ですよ。秋の実りの時期には、青空の下、たわわに実った黄金の稲穂に祝福されながら、毎年「結婚式」も行われ、ケーキ入刀の代わりに稲穂を刈取るそうです。11月10日から2月17日までは、太陽の光を充電して夜発光する、ソーラーLEDが20,000個が千枚田のあぜ道や遊歩道に並べられ、光の道が出来ます。一面ピンク色に染められた光の中の散歩は、ロマンチックなひとときをお届けいたします。そして、プロポーズはもちろんブリッジ銀座がおすすめする「ダイヤモンド&プロポーズプラン」で一生の思い出に残る素敵なプロポーズを♪
※イベントの開催状況や営業時間等が変更になっている場合があります。ご利用の際は事前にホームページでご確認のうえ、お出かけください。
《アクセス》
能登有料道路・能登空港I.Cから県道1号線を北へ、国道249号線を東へ進む。