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ジュエラー(Jeweler)

ジュエラー(Jeweler)最終消費者に宝石・装身具を届ける宝石商の事。宝石業界では「あなたの職業は?」と聞かれた場合に私たちは自信を持て「私たちはジュエラーです。」と答えます。

ダイヤモンドが好きなBRIDGE銀座のスタッフです。

宝飾業界にはそのルーツに応じて称号の様な呼び名が複数存在します。宝飾品小売業の中でも”ジュエラー”は宝石販売を生業としもともとスタートしている場合に多く用いられます。ジュエラーは取り扱う宝石の”鉱物種、宝石種・処理の有無・産地・色濃淡サイズと美しさ”に精通しており、多くの場合原産地まで宝石を買い付けに入って居たり、自分の目で見て宝石を選定選別しているケースが主。ジュエラーのの中にはストッカーとブローカーがおり、ストッカーは自分の惚れ込んだ宝石を金庫にストックしていたり、基本的に自分の眼鏡に叶った宝石だけを仕入れる為に美しい品物しかストックしていない場合が多いです。
対してブローカーは宝石流通の中心にいて兎に角、右へ左へと在庫を回転させています。どちらが良いとは言えませんが【待って探すタイプの宝石】を求める場合はジュエラー、とりわけストッカーに依頼しないと良い物には出会えません。

その他クラフトマンゴールドスミス等もともと貴金属加工からスタートした宝飾店は多くの場合ジュエラーとは呼びません。金属加工に精通していてジュエリー制作が生業の為、宝石の輸入や目利きなどはしない場合が多いように思います。稀に宝石の仕入れをする方も在りますが本格的に宝石を突き詰めるよりも貴金属加工の技術を磨く方の方が多い印象です。またジュエリーデザインからスタートして主にファッション系のジュエリーをデザインしていた小売店もジュエリー・デザイナーと呼び、ジュエラーとは呼びません。
デザイナーは貴金属加工もしない場合が多く、宝石も宝石としての価値よりも見た目に拘ることが多く、ダイヤモンドに限らず美しいと感じれば処理石や模造石などでもどんどん採用していきます。実際宝石類を商う場合は私たちジュエラーから仕入れてる事が殆どです。その他、現在の宝飾業界に意外と多いのがそのどれにも分類されない経済屋さん系の宝石店です。もともとのルーツは全く別の業態で何かの縁で宝飾品の取り扱いが始まって現在に至る人たちです。経済屋さんは商売の手法が非常に長けており、大きく商売を伸ばす企業も少なくありません。
宝石類の輸入商は”ホールセラー”、鑑定鑑別師は”ジモロジスト”などそれぞれに専門的な呼び名があります。ジモロジストは機関のジモロジストなのか?も重要です。宝石の鑑定鑑別には様々な団体が有りダイヤモンドではアメリカのGIAやベルギーアントワープのHRDが著名です。

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