ハイ カラー(HighCollar)
ハイカラー(High Collar)はGIAの定めるダイヤモンドの国際評価基準4Cの内カラーグレードでHカラー以上のカラーグレードになるダイヤモンドを指す業界用語。アフリカ産は基本的に黄色系統の出現確率が高い傾向がある為、ハイカラーのダイヤモンドは特に珍重された経緯がある。(ロシア産やカナダ産のダイヤモンドではハイカラーの出現確率はアフリカ産よりも高い、逆に色甘の黄色系の出現確率が低い)
ダイヤモンド原石に使う用語で”グリーンベール”のダイヤモンド原石からはハイカラーが出やすい。
1990年代のダイヤモンド業界ではロシアやカナダの鉱山が本格稼働しておらず、南アフリカなどの古いデビアス系鉱山が枯渇気味に成っており、ダイヤモンド全体の居供給量が大きく落ち込んでいました。厳密には宝飾用の高品質小粒ダイヤモンドの供給量が落ち込んでいたのです。アフリカ産ダイヤモンドは業界で通称”ケープ”と呼びます。これは基本的にダイヤモンド原石が黄色系統が多い事が原因していますが、伴ってハイカラー(Hカラーup)のダイヤモンド原石がもともと少なく、特にDカラーに関しては出現確率2万分の1何て言われていたほどです。
※その後稼働したロシアやカナダの鉱山からは逆にハイカラーが多く産出しており2000年以降はDカラーの希少性はダイヤモンド業界全体ではそれ程特別という事は無くなりました。GIAの国際基準4CではDカラーが希少で有るとされていますが、これはアフリカ産の話であり、産地によってカラーグレードの価値を分ける必要が有ると提唱していた専門家も少なくありません。
現在もアフリカ産のハイカラーは希少です。