ゴルトシュミッタイト
ゴルトシュミッタイトは2019年9月28日にペトラダイヤモンドマインズの運営するコフィーフォンテン鉱山で採掘されたダイヤモンドの中から見つかった新種の鉱物。南アフリカのコフィーフォンテン鉱山はダイヤモンド鉱山地帯に位置する比較的類歴史を持つ鉱山でデビアスグループが稼働状況から今後良質なダイヤモンド材靴が見込めないとして安価に売却した鉱山。このコフィーフォンテン鉱山の地下170kmの位置で形成されたダイヤモンドの中に、ニオブ(Nb)、カリウム(K)、ランタン(La)、セリウム(Ce)で構成される新種の鉱物が発見されたのです。
新種の鉱物は発見者で地球化学・結晶化学を創始したといわれる鉱物学者ヴィクトール・モーリッツ・ゴルトシュミットにちなんで【ゴルトシュミッタイト】と命名されました。特殊な構成物質で出来るゴルトシュミッタイトは(特に希土類のランタン等)がマントル内部に存在している事そのものが非常に稀だという事で研究グループは「ゴルトシュミッタイトはダイヤモンド内に入り込んだ内包物としてはかなり珍しい物質、地中奥底で人間の目に触れることのないマントル中の動きを解析することに役立つ」としています。この研究結果に世界の注目が集まっています。