ライオンの生息地と言う名のダイヤモンド鉱山
オラパ(Orapa)はアフリカ大陸のボツワナにある世界最大級のダイヤモンド鉱山の1つ。オラパ鉱山は、ボツワナのボテティ準地区(Boteti Sub-District)のオラパに位置する。ボツワナの現地語ツワナ語で「ライオンの安息地」を意味する。運営は地下資源採掘王手”デビアス”と”ボツワナ政府”が共同出資する半官半民の国営企業デブスワナによって運営されている。オラパ鉱山は、ボツワナで稼働している4つのダイヤモンド鉱山の中で最も古く、(ボツワナで最初に見つかったキンバーライトパイプ)1971年7月に大統領カーマ氏が開山宣言をして採掘が始まっている。
地図上で最も北部に打たれた赤いAマークの場所がオラパ鉱山の有る場所
オラパはデビアスの協力を得た地下資源開発ベンチャーによって発見されました。このベンチャーはデビアスに所属する著名な地質学者マンフレッド・マルクス氏に率いられており、このチームにはヒューゴ・ダメット氏やチャールズ・フィプケ氏等、後に大きなダイヤモンド鉱脈を発見する地層学者達も含まれていた。
ダイヤモンドの発見は農業以外の産業がこの時まで殆どなかったボツワナにとっては重大なニュースと言えた。デビアスと地下資源ベンチャーの間には明確な上下関係が有った為、当時の大統領カーマ氏は地下資源ベンチャーだったダメット氏やフィプケ氏ではなく地下資源王手でダイヤモンドのエキスパートとして世界に名を知られていたデビアスを地下資源採掘のパートナに指名して鉱山を稼働させた経緯がある。