マーキースカット(MarquiseCut)
マーキースカット(Marquise cut)は宝石のカット形状の名前。楕円型オーバルカットの先端をとがらせた形でボート、または船の形のダイヤモンド。マーキースはもともと侯爵夫人の意味の言葉で【侯爵夫人や女侯爵】の意味を持つ。実際のモチーフとなった人物はポンパドゥール夫人のジャンヌ・アントワネット・ポワソンであったとされる。フランス王の愛人だった彼女の唇に形が似ている事からルイ15世が使た名前。
マーキースはアカンサス系のデザインでは葉っぱ、昆虫モチーフでは蝶の羽などにデザインされることもある。マーキースカットを選ぶ際最も重要なのは対称性で左右のバランスの悪いものは避けたい。またシャープな印象のダイヤモンドなので横に広がり過ぎて太って見えるモノも敬遠した方がいいかも。