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歩留まり

宝石の加工現場で使われる業界用語

カラット重視で研磨されたダイヤモンドは美しさに欠ける

歩留まり(ぶどまり)は、ダイヤモンドなどの宝石類を原石の段階からカット・研磨して仕上げた際に原石から見た仕上がり時の重さの比率。『歩留まりがよい』は原石のロスが少なく仕上がったの意味。宝石類は天然の鉱物を研磨して仕上げる為に【カラット=重さ】を出来るだけ残して仕上げるのがセオリーでもある。

ラウンドブリリアントのエクセレントカットでは通常ダイヤモンドを最高プロポ―ジョンで仕上げると原石から半分以上55%が失われる。エクセレントカットのダイヤモンドは歩留まりが悪い為、2ct以上の大粒では採用されにくい傾向に有る。これは土のダイヤモンドの形でも同じことが言え、プリンセスカットやエメラルドカットであっても光の利率の高い良いプロポージョンは原石の目減り率が高く【歩留まりが悪い】仕上がりとなる為に高額で取引される。

⇒ダイヤモンドカット研磨の歴史

 

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