金羊毛騎士団
金羊毛騎士団Order of the Golden Fleece(きんようもうきしだん)ブルゴーニュ公国3代フィリップ善良公によって1430年に創設された世俗騎士団。英語に基づいてゴールデン・フリース 騎士団、フランス語に基づいてトワゾン・ドール騎士団とも呼ばれる。
アントワープとブルージュの強大な財力に支えられたブルゴーニュ公国騎士団は当時とても強い力を持った騎士団でした、フィリップの跡を継いだブルゴーニュ公”シャルル”は金羊毛騎士団を率いて多くの戦場で戦果を挙げ領地を拡大していったのです。シャルル戦死後にはマリーとマクシミリアンによって金羊毛騎士残は引き継がれます。
15世紀、騎士団の紋章を授与されることは大変な名誉とされていました。騎士団には上位51名しか参加できなかったため大変狭き門だったと思われます。騎士団栄誉の紋章はフィリップ公によって創設されシャルル公よってその名をヨーロッパ中に轟かせ、マリーとマクシミリアンによって華開いた賢覧な貴族文化の中でひと際輝きを放ったのです。当時社交界でこの勲章を授与されることは「一流の仲間入り」を意味する事でした。多くの騎士は貴族であり、家名をあげる為に力を尽くしたと言います。金の羊をぶら下げたような紋章のリースが特徴的。