トレサビリティ(Traceability)
トレサビリティ(Traceability)
トレサビリティは身近なところで考えると食品スーパーなど売られる食材に対して情報開示することを言います。どこで取れて、誰によって、どんな生産方法で作られたかのか?を情報開示することをトレサビリティ―が取れているといいます。ダイヤモンドを含む宝石類は今までトレサビリティを重視していませんでした。
なぜか?産地や宝石種、処理の有無を判断するのは一部のプロフェッショナルの作業領域であることが大きな要因ですが、ダイヤモンドで考えると生産者と、加工業者、それらを繋ぐブローカーの存在が国を跨いだり複雑なため、今までは現実的な問題としてトレサビリティを重視できなかったということがあります。しかし、キンバリープロセスやフォーエバーマークの取り組みなどトレサビリティを重視できる環境が整ってきたことでダイヤモンドであっても生産履歴を明らかにする事が可能になってきています。
一部の先駆的なダイヤモンドメーカーではトレサビリティ―の取れたダイヤモンドを販売し始めています。ダイヤモンドの鑑定鑑別をGIAでもオリジンサービスを開始しています。アントワープブリリアントのダイヤモンドはトレサビリティが取れています。
①アフリカ大陸のボツワナ産
②高品質ダイヤもモンド原石を
③厳選選定後ベルギーアントワープへ空輸
④サイトホルダー”エイチディパック”によって基礎鑑定検品後
⑤アントワープブリリアントの専属カッターフィリッペンス・ベルト氏によってカット研磨仕上げ
⑥日本へ送られブリッジの店頭へ
トレサビリティはtrace(追跡)とability(できること) とを組み合わせた言葉。