ペリドタイト(Peridotite)
ペリドタイト(Peridotite)
ペリドタイトはマントル上部に分布する岩石、生成過程においてダイヤモンドに内包されることがある。ダイヤモンドの内包物の内、橄欖岩(かんらんがん)の内包物を含むダイヤモンド場合があるが、この内包物をPタイプと呼ぶ。PタイプのPはPeridotite(ペリドタイト)の頭文字Pからとっています。Pタイプの内包物とはペリドタイト起源の鉱物インクルージョンを含むダイヤモンドの事。内包物の種類で無色透明結晶はオリビンかエンスタタイトです。両者は顕微鏡での拡大検査では看破が非常に困難です。
デビアスやGIA、CGL等の国際的にも信用の高い研究所などの専用の機械(顕微ラマン分光分析)では明確に識別することができます。緑色結晶はクロムダイオプサイドです。紫赤色の結晶はパイロープガーネットです。両方が内包されていると緑色と赤色の色彩のコントラストが綺麗です。アントワープブリリアントでは特別に内包物が美しい場合を除いて取り扱う事は在りません。
二酸化ケイ素SiO2(シリカ、ケイ酸)の含有量による分類では超塩基性岩に分類される。苦鉄質鉱物の含有量による分類では超苦鉄質岩に分類される。橄欖石、斜方輝石、単斜輝石の3種類の鉱物の含まれる割合により分類される