マントル・プルーム（Mantle plume）地球の地下、深さ660キロから2890キロまでを下部マントルと呼びますが、この最下部マントル内または外殻表面から突然的に発生する流動化したマントルの大規模な上昇流の事をプルームと呼びます。本来プルームは羽毛の事を指す言葉で、流動するマントルの動きが羽毛の様であることからマントルプルームと呼ばれています。上部マントルと下部マントルでは、それぞれのマントルを構成する鉱物が受ける圧力と温度で相が変化しているため地下660キロの上部下部マントルの堺で停滞するのが通常です。

上昇するプルームをホットプルーム、下降するプルームをコールドプルームと呼びます。一般的にコールドブルーム下降は温度が周辺よりも低くホットプルーム上昇は周辺よりも温度が高いとされています。

ダイヤモンドを地上まで押し上げるプルームは上部マントルと下部マントル区切る異なる相の結晶層660キロの境を突破して上昇するスーパープルームと呼ばれる特別な現象です。地球誕生から現在まで超大規模なスーパープルームはわずかに7度しか起こってません。しかもその上昇スピードはすさまじく最終的にはマッハ1.8以上となります。スーパープルームが起こると地下に埋まっている大量のダイヤモンドが地上に放出されますが、、、、そんなことが起こってしまうと人類は９９．８％死滅していしまうと言われています。

スーパープルームが最後に起こった時も陸地だった場所ではキンバーライトパイプにダイヤモンドが含まれているとされています。