イリデッセンス(Iridescence)
イリデッセンス(Iridescence)
光の干渉によって生まれる宝石の美しさ
ラブラドライトや真珠、研磨した貝殻などに見られる光の干渉効果の事。干渉色とも呼ばれる。光の干渉によって、鉱物が虹色に輝く光学現象です。鉱物には、真珠などの宝石は宝石内部に等間隔層状の構造を持っており、その層1つ1つに反射した光が宝石表面異なる光で届いてプリズム効果を起こす事を指す業界用語です。
上写真は干渉色が落ち、「照りが悪い」と言われる真珠と干渉色が強くて「テリが良い」とされるの見た目比較です。真珠のイリデッセンス(Iridescence)は約2000も積み重なった真珠層によって発揮されます。真珠表面で光がプリズムを起こしピンクとグリーンの干渉色が美しく発揮されます。真珠のテリについては真珠科学研究所等が先駆的な研究をまとめて真珠鑑別などにも活かしています。
特に無調色真珠は通常真珠に行う脱色処理と調色処理を施していない為、真珠からキューティクルの元になるタンパク質抜けておらず美しさを長く保ちます。