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ローデシア(Rhodesia)

ローデシア(Rhodesia)

南アフリカのダイヤモンドをめぐる覇権はイギリス主導で決まて行く

現在のジンバブエとザンビア地域は1979年までローデシアという国でした。1890年当時のトランスバールオレンジ自由国の北部に位置していたローデシアでは南アフリカのダイヤモンド鉱山で大成功していたセシル・ローズが支配権を拡大する形で北上してくる時に割譲された地域で「ローズの家」という意味の【ローデシア(Rhodesia)】という。ご存知の通りこの地域でデビアス鉱山は稼働していません。セシル・ローズの目論見は外れてダイヤモンド鉱山が発見できなかったのです。その為、地下資源採掘は暗礁に乗り上げデビアスは鉱山事業から撤退する事になります。

地下資源での成功が成らなかったローデシアではイギリス系の支配力が徐々に低下、結果的に1961年ソ連の支援で都市型労働者のZAPUと中国の支援する農村型労働者のZANU等、社会主義の支援で土着黒人たちは独立へ向けて動き出します。周辺でも国家独立が盛んにおこなわれていたタイミングでした。しかしこれに反対した白人コミュニティーは徹底抗戦します。こうした内戦のような状態は1980年まで続き最終的にイギリスの支援でジンバブエ共和国として独立します。アパルトヘイトや人種差別の問題は現在も世界の問題として残ったままなのです。

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