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コーンフラワー・ブルー(サファイアの色)

コーンフラワーブルー(Cornflower Blue )はインドとパキスタンの国境にある山岳地帯カシミール地方産で産出するベルベットブルーのサファイアを【コーンフラワーconeflower】と呼びますが、矢車草の色を表現したコーンフラワーブルーはブルーサファイアの最高色として知られる名前です。
ベルベットブルーで少し靄の掛かった様な美しい青色が特徴。これは内在する細長いチタンの針状結晶が折り重なって白い靄の様に見える為です。ミャンマーやマダカスカル、モザンビークなども高品質のサファイヤを産出しており、カシミール地方産出のブルーサファイヤに類似する色合いのサファイヤはコーンフラワーブルーと形容する事が有りますがコーンフラワーブルーは産地限定の呼び名であるために厳密には間違いです。
黒味を伴わない純粋に濃い青色のサファイヤは”ディープ・ブルー”それでいて輝度の高いサファイヤを”ヴィヴィッドブルー”とダイヤモンドのカラーグレードに合わせて呼ぶ事が有るのです。現在ブルーサファイアの最高色はスリランカ産の”ロイヤルブルー”とカシミール産の”コーンフラワーブルー”言われています(下写真)。

サファイヤのプロポーズリング

コーンフラワーブルーのサファイアが産出するカシミール地方は現在ゲリラによる紛争や核実験などによる環境破壊が激化しており、宝石採掘が出来ない状況であり、サファイアの採掘は中断しています。更にこの地域には立ち入りその物が難しい為、1980年頃を境に、実際にカシミール地方産出のブルーサファイアをマーケット内で目にすることは在りません。

  • コーンフラワーブルーとロイヤルブルー

コーンフラワーブルとロイヤルブルーはサファイヤの最高色

2020年頃から宝石鑑別業界の考え方としてカラースケール上で青味が濃くやや赤手に振った美しい色を”ロイヤルブルー”(右下)やや明るい青色を”コーンフラワーブルー”(左上)と定義して宝石の鑑定鑑別機関で色判定をするようになっています。上写真はサファイアの本場タイのAIGSでロイヤルブルーとコーンフラワーブルーと色判定されたサファイヤです。

AIGS(Asian Institute of Gemological Sciences)の略タイの宝石鑑別機関では歴史も古く、最も有名な鑑別機関です。教育機関はAGディプロマと言う資格があり、カラーストーン鑑別を重視した教育を行っています。教育スタイルはイギリスのFGA方式で、地層学や地球学がベースです。鯛周辺で産出する色石を中心に産地特定や処理石鑑別が充実した実践的な教育をしています。鑑別ラボラトリーの分析器具は、エネルギー分散型X線分析EDAX、フーリエ転換赤外線分光分析器FTIR、レーザー誘発ブレイクダウン分光器測定システム、に加えてサリーン社のダイアメンション等も保有しており信頼性の高い権威ある鑑別機関です。)

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