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カラーバンド

色の発生している場所に帯状の色だまりが確認できる

オリエンテーション良く仕上げられたブルーサファイヤ

カラーバンド(Collarband)は色帯構造とも呼ばれる。ブルーサファイヤの色原因は宝石内部に存在する鉄とチタンの電気交換です。そしてそれは結晶構造によって出現する場所と角度が決まってきます。通常加熱によって色を発生させる宝石ではカラーバンドを容易に確認できます。また両方の素材が豊富な場所は強く色を発生する事から、そうした色発生している部分をカラーバンドと呼びます。

ダイヤモンドではピンクダイヤモンドの着色原因は結晶格子の歪み、その歪み部分に発生する光の吸収です。一定の色を吸収された光は残像する色が見えるのですが、それがピンクダイヤモンドの色原因です。このため原石内部にある結晶の歪み部分に色だまりが出来ます。この色だまり部分をカラーバンドと呼びます。
ダイヤモンドのHPHT処理は人為的にダイヤモンドの結晶構造を強制し色帯を作り出すダイヤモンドの色調整処理です。
ピンクダイヤモンドでは光の吸収が発生するカラーバンド部分を削り落としてしまうとカラーバンドも消失して色が無くなる。

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