婚約指輪の部位名称を知ろう
エンゲージリングなど指輪の部分にも名称が有ります。アームは腕部分の事を言います。中石を支える石座があり、石材はプロングでセンターダイヤモンドを留めこみます。サイドストーンにも小さな石座と爪が付いています。リング部分をアームと呼びます。アームは正面から見てストレート型、ブイ型、ウェーブ型の大きく三つに大別されます。写真は人気のトリロジースタイルのエンゲージリング、アントワープブリリアントのアステリズムです。
アーム部分は装着する際に指に設置する大部分を占めていますので、内側の曲線カーブの付け方や指と接地する金属部分の幅など結婚指輪の”つけ心地”に大きな影響を与える部位でもあります。職人はアーム部分の磨き上げに特に細かな心配りをしてマリッジリングを仕上げていきます。内側を滑らかに仕上げる事を「内甲丸(うちこうまる)仕上」と呼びます。これは現行のトレンド仕上げの1つです。内甲丸はいくつもの細かな磨き上げの作業工程を経て作り出されます。ブリッジのアトリエではどの程度のカーブを描くと内甲丸が鋭利になりすぎてつけ心地が逆に低下するのか?やフィット感の高い幅はどの程度か?等の研究を常に行って最高のつけ心地を目指しています。
センターダイヤモンドはGIA基準で鑑定されています。