ダイヤモンド イン ダイヤモンド
時を超えるダイヤモンド過去は現在を作り、現在が未来を作る。
ダイヤモンド イン ダイヤモンド(Diamond in Diamond)は受け継がれて伝説となる宝石です。ダイヤモンド内部にダイヤモンドの結晶を含むダイヤモンドの事を私たちはダイヤモンドインダイヤモンドと呼びます。ダイヤモンドは古来より人々の”想い”や”夢””愛”などを込めて贈られて、受け継がれてきた歴史が有ります。
アントワープブリリアントでは受け継がれるダイヤモンドの内包物としてダイヤモンドが含まれる事が相応しいと考えています。それはダイヤモンド内部に内包されるダイヤモンドは本体の結晶よりも古い結晶であり、ダイヤモンドを内包したダイヤモンドは”過去を内包した現在”であると考えられるからです。
しかもダイヤモンド内部に光のレリーフが同じダイヤモンドの結晶が有る場合、光の進行を妨げることなく屈折も同じため、ほとんどの場合 美しさを損ないません。
整ったダイヤモンドの内包物は外観に全く影響を及ぼす事がないのです。BRIDGE銀座アントワープブリリアントギャラリーで取り扱うダイヤモンドはもともとボツワナ産最高品質のダイヤモンド原石から選りすぐられた高品質ダイヤモンドをベルギー・アントワープの研磨職人”フィリッペンス・ベルト氏”が仕上げます。それは私たちが販売するダイヤモンドの美しさを究極的に突き詰めて、こだわっているからです。私たちは宝石の条件である「美しい事」を究極的に追求しているのです。
そして私たちがダイヤモンドにもう一つ込めた大切なこだわりがダイヤモンドインダイヤモンドなのです。それは「過去は現在を作り、現在が未来を作る。」という贈り物として相応しいダイヤモンドで有る事です。
ダイヤモンド イン ダイヤモンド(Diamond in Diamond)はその名の通りダイヤモンドの中にダイヤモンドを含んでいるものです。ダイヤモンドは天然の鉱物ですので何らかの内包物(内包成分)を含みます。ダイヤモンドの評価基準4Cの内クラリティグレードは直接的にこの内包物の有り無しと、その量を測定して行われます。現行のシステムではダイヤモンドをレーザースキャニングして何処にどの程度の内包物が有るのか?を事前にデータ化してから、それがどのように目視できるのか?を熟練の鑑定士が実際に目視で確認してクラリティグレードを決定しています。宝飾用の実体顕微鏡を覗き込むのは宝石鑑定士一番イメージかもしれませんね!?因みに宝石用の顕微鏡は拡大倍率が50倍までダイヤルが付いたものが殆どです。ですがクラリティグレードは10倍迄の拡大検査で行われます。専門用語でノットやピンポイント、クリスタルと呼ばれるダイヤモンドの結晶がまさにアントワープブリリアントの場合はダイヤモンド イン ダイヤモンドの特徴なのです。またそれよりも小さいダイヤモンドの微細結晶もダイヤモンドインダイヤモンドなのですが、あまりにも微細な内包物はクラリティグレードでは検出しません。
ダイヤモンドの中に内包されたダイヤモンドは本体(大きな母体側)が結晶するよりも古い結晶であると考えられます。ダイヤモンドは岩盤の下、地球の地下遥か150~2900キロで結晶していると考えられています。マントル部分ではダイヤモンドは成長します。等軸状結晶をらせん型に成長させるダイヤモンドはその成長過程で偶然にも別のダイヤモンドを取り込んでダイヤモンドインダイヤモンドとなるのです。この時ダイヤモンドには同深度に存在できる物質が取り込まれる可能性が有ります。そられがダイヤモンドの内包物となります。その種類は最大で24種類にも及びます。ダイヤモンドのインクルージョンは鉱物の種類や化学組成からPタイプとEタイプに大別されています。PタイプはPeridotite(ペリドタイト)起源の鉱物インクルージョンが内包します。オリビン、スピネル、パイロープガーネットの他にエンスタタイト、ダイオプサイド、を含み、EタイプはEclogite(エクロジャイト)起源のインクルージョンが内包します。パイロープ、アルマンディン、等のガーネット族とオンファサイト、ルチル、カイヤナイト、クロマイトなどを含みます。このようなPタイプとEタイプの違いは母結晶のダイヤモンドの生成起源に関連しているのですが、キンバーライトから産出するボツワナ等アフリカ産は基本的にPタイプに分類されます。(アンプロアイト起源ではEタイプが多くる傾向が有ります。)
上写真はクラリティグレードSi1のダイヤモンドですので比較的発見が容易いのですが、高クラリティのダイヤモンドの中にダイヤモンドが内包する場合、拡大検査では内包物の輪郭しか確認する事が出来ないケースが殆どです。地中深くマントル内のマグマの中で結晶するダイヤモンドが地上へ吹上げられる場合には物質の融点や温度による膨張率が異なる物質や結晶がダイヤモンド内部に内包しているとそれらは本体との間に大きな圧力を生じ歪やヒズミを生み出します。時には異なる膨張率の為に結晶が壊れてしまったり本体のダイヤモンドの結晶形を完全に歪めてしまう事にも繋がります。
しかし、内包されている不純物がダイヤモンドの場合は伸縮膨張率や融点なども本体と同じためにダイヤモンドとダイヤモンドの境目が圧力を受けない為に本体のダイヤモンドにも歪や歪みは起こらず原石は美しいままとなるのです。
Pタイプのダイヤモンドの中には大きく4種類の内包物が内包されやすいです。①ガーネット、②オリビン、③スピネル、そして④ダイヤモンドなのですが、(ガーネットはパイロープ)ダイヤモンド以外の内包物が入っている場合は本体のダイヤモンドと内包物の境界は大きな圧力を受けて歪んていたりします。これは光の進行を妨げるだけでなく吸収し輝きが落ちます。目視できる場合にも美しさを損なってしまうのです。これらの内包物はその量と位置によってクラリティグレードが判定されます。仮に同じような量の不純物を持つダイヤモンド2石を比べる場合に、1つはガーネットの結晶が内包しており1つはダイヤモンドの結晶が内包しているとクラリティグレードは両方とも同じ評価なのですが、2石を比べる場合にはガーネットを内包したダイヤモンドとダイヤモンドを内包したダイヤモンドでは外観に大きな違いが生まれます。内包物のサイズと量でクラリティグレードは測定されます。同じクラリティグレードでも美しさは異なるのです。
エンゲージリングに使うダイヤモンドは受け継がれる宝石です。最初は男性からその決意を永遠の輝きに込めて女性へ贈られますが、その想いを受け継いだダイヤモンドはその後に親から子へ、子から孫へ、もしかしたらもっと別な形の受け継がれるものとしてかもしれません、もともと宝石の持つ目には見えない”心”や”想い”、”愛”等を託して贈る事が出来るという観点で考えても、【過去を内包した現在】である”ダイヤモンドインダイヤモンド”はピッタリなのです。
クラリティグレードFL(IF)VVS1だったとしても
約40億年前にダイヤモンドが結晶する際にダイヤモンド内部に内包された物質が内包物です。ダイヤモンドの内部に内包したダイヤモンドは元の結晶よりも古い結晶であることがわかっています。現在のダイヤモンドの内部に過去のダイヤモンドを内包するダイヤモンドインダイヤモンドはこれからの未来を作るお二人の記念のダイヤモンドとして相応しいと考えています。クラリティグレードでは10倍拡大で目視困難な内包物をカウントしません。ミクロン単位の内包物もカウントしません。その為たとえクラリティ最高グレードFLの評価を受けても実際に内包物は無数にダイヤモンド内部に存在しています。目には見えませんが確かに内包物は含まれているのです。またそれが天然の証でもあります。高クラリティーのダイヤモンドはあくまでも内包物が10倍拡大では確認出来ないという意味なのです。
むしろアントワープブリリアントではそうした内包物(内包成分)の1つ1つが光に干渉して発揮される美しさに着目しています。鉱山の段階でTOP0.96%まで選別されたダイヤモンド原石は研磨者であるフィリッペンス・ベルト氏によって最終選別されるのですが、その時ベルト氏はダイヤモンド原石の元々持つ美しさから発揮される”彩度や輝度”を見極めています。これはアントワープブリリアントのダイヤモンドがVVS1やFL(IF)評価のダイヤモンドの中でも特に美しいと評価される所以なのです。
無限色を発揮するダイヤモンド
フィリッペンス・ベルト氏が目指す光の光彩は【無限色】何色なのか?と聞かれたら困ってしまうようなダイヤモンド色です。赤、青、みどりが最も強く発揮された高彩度のダイヤモンドなのです。しかもその明るさは格別です。明るさと彩度はダイヤモンド見た目にとっても重要な要素です。それらは原石の段階で内包する不純物の影響を受けていますがベルト氏は上質なダイヤモンド原石から本当に美しい物だけを選定して研磨仕上げしていくのです。
想いを託し受け継がれるダイヤモンド
ダイヤモンドは古来よりその希少性と堅牢さ、そしてそこから発揮される美しさによって多くの人を魅了してきました。ダイヤモンドの持つ永遠性は全宝石中で最も尊いのです。そして現在まで多くの人がその輝きに想いを込めて過去から現在へと想いを受け継ぐことにダイヤモンドを選んでいます。”過去を内包した現在”ダイヤモンドインダイヤモンドは有限である我々人類の”命”と”時間”を超えた存在なのです。あなたのエンゲージリングにもダイヤモンドインダイヤモンドを選んでみませんか?
BRIDGE銀座アントワープブリリアントギャラリーではダイヤモンド透明度グレードをGIA方式で鑑定しております。また魅力的なダイヤモンドインダイヤモンドを多数品揃えしております。